都道府県の形で地理への興味関心! <ダウンロードOKワークシート>福山憲市の時短学習のススメ㉔
今回は、都道府県の形のあるじゃんけんカードを友達と出し合って、じゃんけんに勝ったほうがカードをゲットできるという活動です。その活動を通して、都道府県の形や名前を自然に覚えることができます。友達と協力して都道府県の地図を学習するので、子供たちが地理のおもしろさを知り、興味をもつことにつながります。
執筆・イラスト/福山憲市
元山口県教員、響師・響志の会主宰、教師歴38年。学び集団ふくの会・ミスを活かす子供たちを育てる研究会主宰。『作文指導のネタ事典』『自主学習システム&ノート作成法』(明治図書出版)など著書多数。
47都道府県が「地図の形」で分かる
今回は、47都道府県をその形を通して自然と覚える活動です。
1回目は、答えの付いたカードを全員に配ります。
対戦相手は、2人から3人です。「せーの」という合図で、1枚のカードを場に出します。
じゃんけんが書いてあるので、勝ったら友達のカードをゲットできます。勝負が決まらないときは、手元に戻します。
制限時間は、3分から状況に合わせて決めてください。時間がきたときに、一番多くのカードを持っていた人が勝ちです。
活動が終わったら、教師が「この形は、どこの都道府県?」と全員に問題を出し、答えが分かった子供は立ちます。
ここでも、友達と教え合ってよいです。制限時間は、10秒です。10秒で立つことができたら、合格です。
教え合いがあるので、全員が必ず立つことができます。
しっかりと、ほめて認めます。
全員が立ったら、全員で声をそろえて、都道府県名を言います。その声出しの様子もとことんほめます。
この都道府県カードに慣れてきたら、答えの部分を隠して活動します。対戦相手とどこの都道府県かを言い合いながら、取り組むことができます。
自然と、地図の形だけで、都道府県名を当てることができるようになります。
地図の形に興味を持ち始めると、半島、湾、湖、山地山脈などにも興味関心が向くようになります。
これを自学のネタにする子が続出します。時間があれば、地図帳を開いて、いろいろな都道府県の様子を調べる子も増えてきます。地図帳大好きが増えます。ぜひ、お試しを!
<ダウンロード資料>
※都道府県の形やじゃんけんマークがない用紙も用意しています。その用紙に、好みの都道府県の形やじゃんけんマークを入れて、カードに加えてみましょう。
プリントは、以下より小学館ID(登録無料)でログインすると、ダウンロードできます。
構成/浅原孝子