【相談募集中】おもらし事件をきっかけに保護者との関係が悪化してしまいました

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千葉県公立小学校校長

藤木美智代

40代の女性教諭から「みん教相談室」に相談が届きました。おもらしをしてしまった子供のことで保護者からお怒りの電話があったとのこと。けんか腰の保護者と関係が悪化し、今後の関わりについて悩んでいます。これに回答したのは千葉県公立小学校校長・藤木美智代先生。その内容をこちらでシェアします。

イラストAC 

Q. けんか腰の保護者と話をしたくないと思ってしまいます

先日、おもらしした小2女児の保護者から怒りの電話をいただきました。本人が体操着に着替えて帰れると言ったので帰したら、『下着を変えなかった』『連絡帳に書かなかった』と叱られました。確かに連絡帳に書けばよかったと思うのですが、普段の連絡帳は全く見てくださらないので、書いても読まれないと思ってしまいました。

集金も払わない、宿題も見ない、無断欠席多数、保護者としての責務を全然していただけないのに、という思いもあります。『先生の仕事だろ! 先生と話しても仕方ない、管理職にかわれ』と言われ、教頭に電話をかわってもらいました。何を話すにも最初からけんか腰で、この保護者とは今後も話をしたくないというのが正直な気持ちです。

(ミディアムメディ先生・40代女性・2年生担任)

A.同じ土俵に乗らず、教師としての品格をもって対応を

ミディアムメディ先生、もうお気づきだと思いますが、おもらしがあった場合は、いくら子供が大丈夫と言っても下着を替えてあげるべきでしたし、保護者に連絡すべきでしたね。連絡帳を見てくれない保護者であっても、一筆書いておくこと。さらに電話でも連絡をすること。担任が対応をしている跡を残すことは、問題が大きくなるのを防ぐことになるし、ご自身を守ることにもなります。

いくら保護者が親としての責務を果たしていなくても、保護者に伝えるべきことは伝える。それが我々教師の責務です。保護者の中にはけんか腰で話す方がいますね。だからといって、こちらもけんか腰に話したり、話すことを拒んでしまったりしてはいけません。保護者対応は担任の責務です。保護者対応しなくてはならないようにしてしまった担任としての報いです。保護者対応しなくてもいいように学級経営をするのが一番。ですが、誰にもミスはあります。そのミスを大きくしない保護者対応をするべきなのです。

今回の件についてですが、まずは自分の至らなかったことを認め、誠意をもって謝りましょう。そして、今後その保護者に寄り添っていくといいでしょう。おそらく、その保護者は子育てに行き詰まっているはずです。少しずつ親としての責務を果たせるようアドバイスできたらいいですね。

間違っても同じ土俵に乗ってけんか腰に話さないよう、教師としての品格を持つよう心掛けてください。子供にとって、親と担任が敵対するのが一番よくありません。やっかいな保護者とこそ、教師側から心ある対応をする。それが保護者との関わり方で大切なことなのではないかと思います。


みん教相談室では、現場をよく知る教育技術協力者の先生や、各部門の専門家の方が、教育現場で日々奮闘する相談者様のお悩みに答えてくれています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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