新学期にめあて(個人目標)を立てる! 1・2年生にも分かりやすい指導アイデア
新しい学年や学期が始まるときには、学校での学習や生活に意欲的に取り組むことができるように、めあて(個人の目標)を考えます。1・2年生に、「めあて」と言っても難しいので「○学期に自分ががんばりたいこと」と言い換えて、説明するとよいでしょう。
執筆/東京都公立小学校主任教諭・佐藤理津子
目次
ステップ1 学級目標を確認する
学級目標は、いつでも、どんなときでも、学級全員がめざす姿です。「めあて」を考えるときにも、まず学級目標を学級の全員で確認しましょう。
ステップ2 「めあて(個人の目標)」を考える
「めあて」を考えるときには、子供たちに3つのヒントを示します。
ヒント① がんばりたいことを具体的にイメージするためのヒント
数字で表すと、なりたい自分が具体的にイメージしやすくなります。また、ふり返りをするときにも、「できたか」「できなかったのか」と自己評価がしやすくなります。
ヒント② 意欲を持続させるためのヒント
めあては、1か月ごとなど、期間を決めてふり返りをします。自分が立てためあてが達成できたときには、新しくめあてを立て直すと、めあてに対する意欲が持続します。
めあてふり返りカード(例)
下のようなカードを使って、めあてを掲示したり、学期の最後にふり返りを行ったりするのもおすすめです。
※名前の下の空欄は、学級目標を入れ、いつでも確認できるようにします。
イラスト/佐藤雅枝
『教育技術 小一小二』2021年12/1月号より