トラブル発生時の保護者連絡のポイント3事例

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保護者とは日頃からの情報共有により、良好な関係を築いていきたいところです。特に一・二年生の子供をもつ保護者は、兄や姉がいない場合、学校に関して慣れないことも多いので、十分な関わりが必要です。今はコロナ禍ということもあり、学校公開や運動会など、さまざまな行事が例年通りに行えていない状況かと思います。保護者に学校生活の様子を知ってもらう機会が減っているなかで私たちができることを考えていきましょう。

執筆/東京都公立小学校教諭・谷平真佑子

〈事例1〉電話〜学校に行きたがらない〜

保護者からの電話で、自分の子供が最近学校に行きたがらないという相談を受けました。その子は、給食が嫌いだったり学習にも課題があったりする子供でした。

学校で特別何かあったわけではなかったのですが、いろいろな友達とうまく関わることも得意としていなかったため、楽しいと感じられることが多くはありませんでした。保護者とは事あるごとに連絡を取り合ったり、学校で直接話をしたりする機会も取りました。保護者と直接面談する場合、担任だけでなく、学年主任や管理職にお願いをして同席してもらいましょう。第三者がいることで、助けてもらったり、自分の身を守ったりすることにもつながります。

〈事例2〉電話〜女の子同士のトラブル〜

集団生活のなかでトラブルは付きものです。何かあったときには、その日のうちに保護者に連絡することが大切です。連絡がなければ、子供の話だけを聞いた保護者が心配に感じてしまったり不安を覚えたりします。

いつもは仲よくしている友達に仲間外れにされたという電話がありました。こちらで把握していなかったため、翌日関係者から話を聞き事実を確かめました。事実確認後、「嫌なことがあったから無視した」ということがありました。保護者には学校で指導したことを伝え、今後も気を付けて見ていくことを連絡しました。

〈事例3〉連絡帳〜ふざけがトラブルに発展〜

友達同士で、ふだんは仲よくしていても、ちょっとしたことで相手を傷付けてしまうこともあります。

自分の子供が「鉛筆や消しゴムを取られているようだ」という連絡が、連絡帳でありました。連絡帳で連絡があった場合、そこにあまり細かなことは書きません。「放課後、お電話します」や「事実を確認してから、またご連絡します」とし、改めて連絡しましょう。

今回の事例は、最初は物を取ってすぐ返してということでしたが、別の事例では、それがだんだんエスカレートし、新しかった消しゴムを取って勝手に使った後に、半分に折ってしまいそのまま返したということがありました。学校で指導後、保護者に電話で連絡をしました。電話でも連絡帳でも、保護者へは、誠意をもって対応することが大切です。事実はきちんと確認し、学校で指導していることを伝え、家庭の協力を得られるようにしましょう。

イラスト/佐藤雅枝

『教育技術 小一小二』2021年12/1月号より

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