10月の学級担任実務をチェックしよう【小3/小4】

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10月の学級担任実務をまとめました。子供たちの実態をつかみ、指導に生かしましょう。

執筆/神奈川県公立小学校主任教諭・石川まゆみ

❶学習発表会の取り組み

  • ねらいの確認と具体的内容の決定
    学習発表会の指導に関しては、学校行事の目標や内容を踏まえて、学年担任でより具体的な活動内容や指導目標を決めます。感染症予防の視点も含めて、検討をしましょう。
  • 評価の観点の確認・決定
  • 活動計画を立てる
    子供の実態に応じて、無理のない活動計画を立てます。計画変更なども予想しながら、見通しをもち、早め早めに進めていきましょう。活動内容によっては、計画時から専科教員などと連携を図ることも必要です。
  • 教師の分担を明確に
    子供の実行委員などをつくって活動する場合もあります。実行委員の指導、購入物品、地域の方との連絡調整など、教師の分担もこまめに確認し合います。

❷校外学習の計画・実施

  • ねらいに沿った計画
    校外学習のねらいを明確にして、計画を進めていきます。子供たちの安全を確保し、学習を充実させるためにも、当日のルートを通り、下検分を済ませておきます。
    ※感染症予防対策で、時間や活動の変更がないか、事前に確認しておきます。

下検分のチェックポイント

  • 当日のルート
  • 危険箇所の確認
  • トイレは、どの場所に、いくつあるか
  • 全員が集まることができる場所はあるか
  • 災害時の避難場所や経路などの確認
  • 役割分担(計画・渉外・会計など)
  • 保護者へのお知らせ
  • 事前の指導(しおりの確認)
  • 当日の役割分担
  • 事後のふり返り

❸学期末に向けたふり返りの準備

  • 年間指導計画の確認・修正
    二学期中の学級経営案や学習の進み具合などについて、学年で共通理解を図り、必要に応じて修正しましょう。
  • 学級でのふり返りの準備
    学期末まで少し時間はありますが、子供たちが自分や学級の成長を実感できるように、準備をしていきましょう。学校行事などでめざす具体的な姿を、子供たちと一緒に確認をするとよいでしょう。一年間の中間地点です。子供たちと今までの学校生活をふり返り、新たなめあてをもち、自分たちのめざす方向に向かっていこうという意欲を高めましょう。
  • 評価や個人懇談などに向けた資料の準備
    学期末に向けて学校行事なども多くなってきます。子供たちの日常のよい部分を見逃さず、がんばりを称賛するとともに、資料としても残しておきましょう。友達や周囲の人々との関わりも増えてきます。子供たちが互いのよさを認め合う場も大切にしていきましょう。

イラスト/山本郁子

『教育技術 小三小四』2021年10/11月号より

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