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小六道徳授業ルポ「星野君の二るい打」ICT端末と板書の工夫で多面的・多角的に

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ICTを活用した授業への取り組みも早く、新たな実践を多く取り入れている埼玉県飯能市立加治小学校。「活力ある学校」を目指す学校像として掲げ、子供たちの「笑顔と質の高い学びを保障する学校」づくりを推進、令和2年9月にはタブレット端末を導入して、授業や様々な活動で積極的に活用しています。今回はタブレット端末を用いた道徳授業を紹介します。

指導者   持田広明
授業者/持田広明教諭

教材

教材名:「星野君の二るい打」(出典:「新しい道徳6年生」東京書籍)
内容項目:規則の尊重

導入

本時のねらい

自分の権利を十分に尊重する中で果たすべき自らの義務を考え、進んで約束やきまりを守って行動しようとする実践意欲と態度を育てる。

子供たちが「きまり」について、どう考えているのかを把握するために事前にアンケートを実施

事前アンケート「きまりについてどう思いますか」

「きまりを守ること」について、クラスの実態を把握するために、事前アンケートを実施しました。半数の子供が「きまりは絶対に守るべき」と答えていますが、「どちらとも言えない」「場合によっては守らなくてもよい」と答えた子供もいます。クラス全体の考えを共有し、今日のテーマを説明します。

アンケート教室風景

ICTを活用することを目的にしない工夫が必要

今回の「きまりを守る」ということについては、子供たちが自発的に改善する気持ちになれるよう、いろいろな立場から多面的・多角的な意見の交流ができるよう考えました。ICTのフレキシビリティはよさですが、画面が切り替わっていくので子供たちの考えが宙に浮いてしまうようなことがあります。また、タブレットの操作に夢中になるあまり、議論や対話ではなく画面にばかり向き合ってしまうところも……。そういったデメリットを板書で補い、子供たちの考えの変容や多様な意見を視覚化するよう配慮しています。

展開

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