小6外国語 Unit 1「This is me!」指導アイデア
監修/文部科学省視学官・直山木綿子
執筆/沖縄県宮古島市立東小学校教諭・平良 優
授業提案/五條 晶、平良 優
教材/『NEW HORIZON Elementary 6』 (東京書籍)
目次
単元計画(主な学習内容)
第1時
出身国、好きなもの・ことなどについて聞き取ることができる。また、自分の名前を書くことができる。
第2時
名前や出身国、好きなもの・ことなどについて聞き取ることができる。また、自分がどこの国の出身かを書くことができる。
第3時
世界の文化について理解を深めたり、自己紹介を聞き取ったりすることができる。また、自分が何が好きかを書くことができる。
第4時
自己紹介を聞き取ったり、誕生日を含めて自分のことを話したりできる。また、自分の誕生日がいつかを書くことができる。
第5時
世界の言語について理解を深めたり、自分のできることなどを含めて、自分のことを話したりすることができる。
第6時
自分のことをよく分かったり相手のことをよく分かったりするために、自己紹介を聞き取ったり、好きなもの・ことについて、伝えようと知る内容を整理した上で、話したりできる。
第7時
自分のことをよく知ってもらうために、好きなもの・こと、できることなど、自己紹介に関することについて、例文を参考に、音声で十分に慣れ親しんだ語句や表現を用いて書いたり、それをもとに話すことができたりする。
第8時(本時)
自分のことをよく分かってもらうために、 好きなもの・こと、できることなど、自己紹介に関することについて、 伝えようとする内容を整理した上で、話すことができる。
名前や好きなこと、誕生日を発表しよう。
目標(8/8)
自分のことをよく分かってもらうために、好きなもの・こと、できることなど、自己紹介に関することについて、伝えようとする内容を整理した上で、話すことができる。
授業について
本時では、 「プロフィールカード」を用いて、自己紹介(発表)をします。また、自己紹介を聞いて友達のことで分かったことを書いたり、第1時から友達が書き溜めた文を読んで、どの友達の書いた文かを予想したりします。
1 Hello, How are you?(1分)
子供たちと挨拶をする。
プロフィールカードは、前時の終盤で途中まで作成させ、 残りは宿題として完成させました。
2 本時のめあて(4分)
Today’s Goal
子供たちが積み上げてきた学びを発揮する時間です。これまでの学びを振り返った後、めあてを確認します。その後、発表の流れを確認し、めあて達成に向けて2分間程度、個人で練習をする時間を設けます。
発表の流れ
- 個人練習
- ペアで発表
- 4名グループで発表
- 6名グループで発表
- 全体発表(希望者)
3 Enjoy Communication (30分)
【発表の例】
Hello. My name is Rihito. My birthday is May 2nd. I like red. I like pizza. I can play soccer. I like soccer very much. I like natto. Thank you.
隣同士で発表
まずは、席の隣同士のペアで行います。
4名グループで発表
次に、4名グループで行います。その後、中間評価で、友達のよさについて共有します。
指導者が発表
指導者の自己紹介の発表を行います。まずは、プロフィールカードを見せ、「どんな発表をすると思う?」と予想させます。そして、実際に指導者の発表を行い、子供たちの予想との違いを確認していきます。
【指導者の発表】
Hello.
My name is Taira Suguru. My birthday is June 24th.
I like blue. What color do you like?
I like sushi. Do you like sushi? Sushi is delicious.
I like volleyball. Volleyball is fun. I can play volleyball very well. Can you play volleyball? Let’s play volleyball together.
I don’t like snakes. Do you like snakes ?
Thank you.
5~6組で発表
指導者の発表を参考にして、さらに5~6人組で発表を行います。
全体の前で発表
最後に、希望者が全体の前で発表をします。発表者は、聞き手にプロフィールカードを見せずに発表します。
聞き手は、発表者のことで分かったことをノートに書き込みます。
誰の教科書かを予想する
活動の最後には、指導者がランダムに教科書を配付し、友達がこれまで書き留めた文を読み合うことに挑戦し、誰の教科書かを予想します(第5時から毎回継続)。
4 Reflection(5分)
本時の活動の振り返りを行います。
5 Sounds and Letter(5分)
子供たちは、5学年3学期からジングルを通して、アルファベットの「音」に慣れ親しんできました。本単元では、第1時からA~Jの順に、その文字と同じ「音」から始まるものを複数のイラストの中から選ぶ活動を行っています。
本時では、指導者が「名称読み」で言ったアルファベットの大文字を、ミニホワイトボードに書かせます。正しく書けているかを確認した後、デジタル教材から聞こえた文字の「音」の順に、番号を書く活動を行います。
構成/浅原孝子
『教育技術 小五小六』2021年4/5月号より