春休みに向けての指導が大切【小三小四】
三年生・四年生が春休みに向けてやっておくべきことをまとめました。
執筆/東京都公立小学校主任教諭・小田友美
目次
学習面のふりかえり
学習面でも、三学期にはふり返りを行います。児童自身が達成できたと感じていることはたくさんあると思います。しかし、残念ながら不十分に終わってしまったこともあるでしょう。不十分なことと、さらに伸ばしたいことを春休みに取り組むよう指導しましょう。
国語 漢字の復習
小学校で習う漢字の数は、中学年で大きく増えます。覚えきれていない漢字や忘れてしまった漢字も多いはずです。ドリルやプリントなどを利用して、しっかり復習させることが大切です。
算数 不得意分野を把握
計算については、中学年になると数の大きさが増えます。低学年で扱っていた具体物から、線分図や数直線、位取り表などで説明をすることで抽象度も増します。
特にかけ算やわり算の筆算には、正確にたし算やひき算ができる必要があります。
どの学習がつまずいているのかを把握し、個別にアドバイスできるようにしましょう。
また図形はコンパスや分度器など、作図の技能が必要となります。使い方や描き方について練習を呼びかけましょう.
学習用具を確認する
学年末には、すべての道具を持ち帰ります。次の学年に向けて、整理整頓や用意しておく物を確認しましょう。
学校によっては、道具の違いはあるので、確認が必要です。次の学年に向けて気持ちよくスタートできるよう準備を呼びかけます。
保護者会やお知らせなどで、保護者にも伝えると効果的です。
『教育技術 小三小四』2021年3月号より