学年末に自分たちの成長を感じて次の学年へつなぐゲームアイデア

1年間、学級のなかで、子供たちのがんばる姿がいろいろな場面で見られます。1年間の締めくくりに、「この学級は楽しかったな」「みんなと仲よくなれたな」「自分たちも成長してきたな」という連帯感や所属感、自己有用感を味わえるような活動をしましょう。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・杉本竜太

学級の締めくくり~自分たちの成長を感じて次の学年へ~

学級目標を通してふり返る

1年間、子供たちは学級目標を意識しながら集会活動や係活動など、さまざまな活動に取り組んできました。学級目標を通してふり返るようにすることで、自分たちが成長したことやみんなで仲よくなったことなどを実感することができます。みんなで同じ視点でふり返ることで、締めくくりとして行いたい活動のアイデアが生まれやすくなります。

「1年間がんばって学級目標を達成したことをお祝いしたいな」

学級目標の達成を祝う集会を行う

これまでの集会活動の経験を生かし、集会活動を行いましょう。

  1. めあてを立てる
  2. 準備をする
  3. 学級会で話し合う
  4. 実践する
  5. ふり返る

1年間の集大成となる集会ですから、めあても活動も、これまでよりも質の高いものになることが望ましいです。

「みんなでがんばってきたことをお祝いできるような集会にしよう」

〈集会のアイデア〉ゲームでふり返る

△△は誰でしょう?

ペアの友達のよいところや得意なこと、係活動でがんばっていたことなどをカードに書き、すべてのカードのなかから1枚引いたカードが誰のことなのかを当てるゲームです。

ペアの友達について、よく知らない子がいることが考えられるので、1週間ぐらい、インタビューをする時間や友達をよく見る期間をつくりましょう。

全員がそのカードを書き終わったら、みんなでクイズ大会をします。子供たちは、「○○さんは、新聞係でがんばっていたよね!」「△△さんは、いつも元気に外で遊んでいたよね!」などと、一人ひとりのよさについてふり返ることができます。

教師:「外で元気に遊んでいた」「給食をたくさん食べていた」「鉄
棒の技がたくさんできる」人は、誰でしょう?

楽しかった□□はなあに?

「学級で行った集会のなかで、一番楽しかった集会はなあに?」のように、学級で取り組んだ活動についてのクイズを出し、年間の活動をふり返るというゲームです。

子供によって楽しかった活動は違うと思いますが、ゲームのなかでそれぞれの活動を思い出すことができると、「学級のみんなと楽しいことをしてきたな」と満足して、学級の締めくくりをすることができます。

「夏祭り集会は、楽しかったなあ」

1年間の子供たちの活動の様子を撮影し、データとして残している先生方が多いと思います。その画像を見ながら、1年間の思い出をふり返ることができます。

さらに、スライドにすると、年度のはじめから順序よく活動をふり返ることができます。

〈集会のアイデア〉写真でふり返る

写真でクイズ

1年間に撮った写真のなかから、1枚の写真を使い、その写真がどの活動かをみんなで考え、答えるゲームです。

子供の実態に合わせて、グループで考えさせたり、写真の難易度を上げたりすることができます。クイズ形式で行うことができるので、みんなが楽しく活動をふり返ることができます。

写真でクイズ

同じ場所で撮れるかな?

年度はじめに撮った学級写真と、同じ場所、同じ並び順で写真を撮るという活動です。2枚の写真を交互に見たり、並べて見たりすることで、自分たちの成長を感じることができます。

「みんな、身長が大きくなっているね!」

次の学年へつなげる

学級としての活動は締めくくりですが、この経験を次の学年で生かすことができるようにすることが重要です。

1年間で身に付けた力を子供たちが意識することができるように、「こんなことができるようになった」という視点で、学級や個人でまとめる機会をもつことが考えられます。

今年の思い出や身に付けた力をもう一度しっかりと確認するために、学級の思い出グッズや歌を作るという方法もあります。学級目標が生かされたグッズや1年間の思い出を盛り込んだ歌をみんなで協力して作ることで、達成感を味わうとともに、この1年間で培ってきた力を次の学年でも生かすことができるでしょう。

イラスト/佐藤雅枝

『教育技術 小一小二』2021年3月号より

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