特別支援教育 来年度に向けた引き継ぎ
特別支援教育における引継ぎのポイントを解説します。
執筆/福岡県公立小学校教諭・後藤和歌子

目次
子供の実態からスタート
特別支援教育では、子供の実態からスタートすることが大事です。引き継ぎ内容を整理することは、1年間の取組や子供の伸び等を整理することにもつながります。

来年度に向けた引き継ぎには、次のようなものが考えられます。
- 校内
(例)校内支援委員会での引き継ぎ - 担任間
- 学年間
- 学校間
(例)小学校から中学校へ引き継ぎ - 保護者
特別支援学級に在籍している子や通級指導を受けている子は、「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」がありますので、それらを漏れなく引き継ぎます。
その際、本年度の対象児に関する事項を書き込む欄があります。
担任1人で考えるのではなく、複数人で作成しましょう。

①個別の教育支援計画
支援を要する子供については、学校生活だけでなく、家庭生活、地域での生活も含め、長期的な視点に立ち支援を継続します。「個別の教育支援計画」を活用しましょう。