低学年1月の学級担任実務
低学年1月の学級担任実務をまとめました。学年末を見通して、計画的に進めましょう。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・藤井 翼
目次
①学年末に向けた計画を立てる
学年末の事務処理のリストアップ
まとめたり、提出したりする必要があるものを確認しておきましょう。そのうえで、計画的に事務処理を行うようにします。締め切り日など、学年でよく相談しながら進めていきましょう。
学年末までの予定を学年で相談
3月までの授業日数と、学習内容や行事予定を確認し、いつまでに何をするのかを明確にします。学級経営の見通しをもちましょう。
②冬休み明けの準備をする
教室環境の準備
子供たちが登校してくるまでに、教室の換気や掃除・消毒、掲示物の点検をし、教室環境を整えましょう。
特に、暖房器具の点検は、安全面においても大変重要になります。
生活指導の内容の確認
学校や学級の約束を自分自身でもう一度確かめ、子供たちが生活リズムを整えられるような声かけができるようにしましょう。
③学習指導の準備をする
書き初めの準備
手本・用紙の準備、展示方法の確認
すべての子供が落ち着いて取り組めるように、授業計画を立てましょう。子供たちが「よい字を書こう」と思えるような授業展開や場の設定が大切です。展示方法も学年で確認しておきましょう。
授業参観の準備
今年は例年とは違う場合が考えられるので、学年で相談したうえで教科や内容を計画・準備しましょう。
学年に複数の学級がある場合は、学年の学級担任間で相談しながら仕事を進めましょう(学校の状況に合わせて、適宜アレンジしてください)。
④「三学期のめあて」の指導を計画する
学級の活動づくり
学級目標を基本に、二学期までの学級の様子を子供とともにふり返ります。3月までにどんなクラスにしていきたいか、そのためにクラスでどんなことをするかを話し合い、具体的な活動を構想しましょう。
個人のめあての指導
二学期までのめあてやふり返りを整理し、次の学年に向けてがんばりたいことを「三学期のめあて」として子供が設定できるように支援しましょう。
⑤学級納めに向けての準備をする
学年末までに学級や学年で取り組みたいことの確認
学級集会・学年集会・学級文集・アルバムなど、早めに計画をして、見通しをもった活動にしていきましょう。
イラスト/佐藤雅枝
『教育技術 小一小二』2021年1月号より