カードを使った二学期末のふり返り指導【ダウンロード】

二学期終了の時期に、これまでの生活や学習のふり返りを行います。学級全体では、学級目標に照らし合わせながら、みんなでふり返る時間をつくりましょう。低学年であっても「自分たちの生活を自分たちでつくる」ことを意識できる時間にしたいものです。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・木村綾子

低学年二学期のふり返りのポイント

①みんなでふり返る

できたこと、がんばってきたことを具体的に出し合い、自分たちの成長をみんなで喜び合えるとよいですね。このことが「三学期もがんばっていこう」という前向きな気持ちをもつことにつながります。

できなかったことがある場合でも、「こうしたもっとよくなる」という視点でお互いにアドバスできるようにしていくと、自分たちでがんばっていこうとする姿になっていくでしょう。

②個人でふり返る

個人では、はじめに立てためあてがどうだったかをふり返ります。

学級でふり返ったときと同様に、できるようになったことに目を向け、自分の成長を感じられるようにしましょう。

③友達と認め合う

友達同士で「がんばっていたこと」や「すてきだなと思ったこと」というテーマでメッセージカード交換を行うこともできます。

自分では気付かなかったけれど、友達に教えてもらって自信をもてることもあるでしょう。

生活班が同じ、係が同じなど、小グループでの活動がおすすめです。

メッセージカード交換

④三学期に向けてのまとめ

ふり返ったらそれで終わりではありません。次に、そのふり返りが三学期につながるように意識をもたせることが大切です。

そのために、ふり返りカードの最後に「三学期には」という項目を入れたり、話のなかで出たことを模造紙などにまとめたりしておくとよいでしょう。

ふり返りカード記入例

学校によっては、キャリア・パスポートと合わせて二学期のふり返りを行うところもあると思います。学年、学校でどのように行うのか情報共有をしっかりと行っておきましょう。

ふり返りカードダウンロード

画像をクリックするとダウンロードできます。

1年生用

1年生用二学期のふりかえりカード

2年生用

2年生用二学期のふりかえりカード

イラスト/佐藤雅枝

『教育技術 小一小二』2020年12月号より

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