授業の隙間のミニゲーム~国語科漢字編~
授業にぐっと集中したら、ほっと一息入れましょう。おススメは、授業の隙間に5分でできるミニゲーム。ここでは、漢字に関するゲームを紹介します。楽しみながら漢字への興味を広げ、新しい気付きに出合えます。習っていない字でも、どんどん書いて楽しみましょう!
執筆/東京都公立小学校主任教諭・小倉さえ子
目次
漢字画数チャレンジ
- 号車や班などで、4人〜8人程度のチームをつくる。
- 黒板をチームの数だけ分割する。
- 一画の漢字から十画の漢字を、それぞれ順番に書いていく。
- 書けなくなったら、そこまでの記録で勝敗が決まる。
勝敗にこだわらず、全員に辞書を持たせて取り組ませれば、どの子もみんな安心して楽しめます。
十五画の字までお題を広げ、分からない場合は、飛ばして次の画数に進むこともOKにすれば、時間をかけすぎずにテンポよく楽しめます。
ホワイトボードや紙を配って取り組ませたり、自分の席でノートに取り組ませたり、宿題として取り組ませるのもよいでしょう。やり方はいろいろアレンジできます。
〇の付く字集まれ(部首編)
- 号車や班などで、4人〜8人程度のチームをつくる。
- 黒板をチームの数だけ分割する。
- 先生が出したお題に合う字を書かせる。
- 「制限時間は1分です」など時間を示し、たくさん書けたチームが勝ち。
お題は「にすい」「きへん」「うかんむり」など馴染みのある部首から始め、「どうがまえ」「ひとやね」など、複数の呼び名があるものや、聞き馴染みのないような一瞬迷う部首を出すと盛り上がります。
〇の付く字集まれ(かたち編)
進め方は「○○の付く字集まれ(部首編)」と同じ。ただし、正しい部首でなくても、形が入っていればOKのルールにします。漢字が苦手な子や、低学年、学年が混ざっていても一緒に楽しめます。ジャッジはゆるめにして、みんなで楽しみましょう。
ニセモノ漢字
- 先生が黒板にわざと間違った字を書きます。
- 間違いを見付けた児童を指名したり、自由に発言させたりします。
漢字テストの前など、注目してほしい点の向きや、跳ねなど細かい字形の指導もゲーム感覚で楽しく定着させましょう。
イラスト/山本郁子
『教育技術 小三小四』2020年11月号より