子供とのコミュニケーションで学級づくり【帰りの会・下校時】

クラスが乱れがちな11月。今年度の後半を子供たちと楽しく過ごすために、クラスを落ち着かせる「子供との関わり方」について考えます。ここでは、帰りの会と下校時のポイントについて解説します。
お話しを伺ったのは…
千葉県公立小学校教諭・飯村友和
神奈川県公立小学校校長・小嶋千里

目次
子供たちの様子を見るポイント
- 授業の終わりから、帰りの支度にとりかかるまでの間の様子
- 帰りの会の進行
(日直は安心して進行できているか) - 「今日の〇〇(よかったこと)」の発表は気持ちよい内容か
(小嶋千里)
全員の表情を確認し、気になる子には個別に対応
帰りの会では、まず子供たち全員の表情を見るようにします。泣いている子、泣きそうな子はいませんか? 心配な表情の子がいたら、そのまま帰らせないで話を聞くようにします。
場合によっては、家庭に連絡をして、「いつもにこにこしているAさんが、帰りがけに表情が暗かったので、何かあったのかもしれません。お話を聞いていただけませんか?」などと、子供が帰宅する前に様子を伝えます。
キレやすい子など、何か問題を抱えている子には、個別に「この場面で我慢できてえらかったよ」などとほめてあげます。
不安になりやすい子には、翌日の予定を詳しく伝えておくとよいでしょう。
(飯村友和)