くり返して楽しく学べる! 小1算数おもしろ学習ゲーム

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算数の学習で大切なことは、一度学んだことをくり返し復習し、しっかり定着させること。1年生の算数では、とくに「くり上がりのたし算」や「時計の読み方」などは、くり返しが重要な単元です。そこで今回は1年生がくり返して楽しく学べる、算数の学習ゲーム集を紹介します。

執筆/慶應義塾横浜初等部教諭・前田健太

写真AC

くり上がりのあるたし算
「たし算バトル」

1年生の算数で、まず一番大きな山場となるのが、くり上がりのあるたし算です。数カードを使って、たし算の練習をしていきましょう。

 [ゲームの手順]   
①0〜9の数カードを2セット、同じ大きさの紙に書いて作る。
②0〜9の数カードをそれぞれが持つ。2人で「せーの」のかけ声に合わせて、1枚カードを出す。
③お互いのカードに書かれた数をたした数を先に答えられたほうの勝ち。

子供と母親「せーの」子供「13」母親「あっ負けだ」

このカードゲームは、少しアレンジを加えるだけで、いろいろな楽しみ方ができます。

例えば、数カードを1〜5に限定すると、くり上がりなしのたし算の復習ができます。

また、ひき算やかけ算など別の単元でも使えます。ひき算だと、大きい数から小さい数をひくというルールにするだけです。

なんじなんじはん
「時計じゃんけん」

時計の学習は、得意な子はほとんど最初から理解できています。一方で、苦手な子は、理解ができるようになるまで、時間を要します。こんなときに、苦手意識を抱かせることなく、時計を読む機会を多くもたせたいものです。   

[ゲームの手順]
①算数セットに入っている時計の模型を用意する。
②2人でじゃんけんをして、勝ったほうは時計の針を1時間進める。負けたほうは時計の針を30分進める。
③動かした後の自分の時計の時刻をお互いに言い合う。
④12時に最初に到達したほうの勝ち。

スタートの時刻は、自由に決めてください。12時を超えたら負けというルールを加えると、逆転劇が起こり面白いです。

進める時刻を5分、10分などにすると、3学期の学習 「なんじなんぷん」でも使えます。

子供たち「じゃんけんぽん!」子供1「勝ったから1時間進めて2時」子供2「負けたから30分進めて1時30分」

おおきいかず「ビッグ6ならべ」

数表を使った学習は、数の連続性や規則性に着目させることが重要です。しかし、それをただ表を見せて、「何かきまりはありますか?」と聞いてしまうのは、あからさまです。できれば、子供たちが自ら気付くようにしたいところです。そこで、6ならべで遊びましょう。

[ゲームの手順]
①0~59までの数カードを、同じ大きさの紙に書いて作る。
②カードをよく切って、全員に同じ枚数を配る。
③一の位が6のもの(6、16、26、36、46、56)を持っている人が先に出す。
④通常7ならべと同様に、出してあるカードの左右に続くカードを順に出していき、早くカードがなくなった人の勝ち。

母親「4出した」子供「早く37を出してくれないかな」

ルールを変えたいと思った子が出てきたらチャンスです。

「左右ではなく、上下、斜めにも出してよい」「最初に出すカードを6以外にしよう」などのように、自分からルールをつくろうとする姿は大事にしたいところです。

10よりおおきいかず
「拍手の数を算数ブロックで!」

6年間を通して、「数と計算」領域で大切な考え方は、「十進位取り記数法」です。10集まったら新しい位に上がっていくという仕組みです。それをブロックを使いながら実感していきます。

[ゲームの手順]
①一人20個のブロックを用意する。
②教師が14回拍手をし、子供たちにブロックで表現させる。
→ 14個のブロックを取り出して、使えばいいので簡単。
③次に、24回拍手する。
→子供たちはブロックが足りずに大騒ぎ。がんばって表現した子供の多様な考えを共有する。

例えば、③に対して、こんな表現をする子が出るでしょう。黄色のブロックを10、白のブロックを1とみて、黄色のブロックを2個と白のブロックを4個使います。

さらに、黄色のブロックしかないとしたら、場所を左と右に離して、10 と1を区別する子もいるでしょう。この場所によって数字の意味するものが2なのか20なのかと変わっていくのが、位取り記数法の考えになっています。

子供「黄色のブロックは10、白のブロックは1として表現したよ」

イラスト/高橋正輝

「教育技術小一小二』2020年10月号より

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