小4算数「面積(単位の関係)」指導アイデア
執筆/埼玉県公立小学校教諭・西村良平
編集委員/文部科学省教科調査官・笠井健一、浦和大学教授・矢部一夫
目次
本時のねらいと評価規準
本時10/13時
ねらい
面積の単位とこれまでに学習した単位との関係を考察し、面積の単位の関係について理解を深める。
評価規準
1㎡、1a、1ha、1㎢になる正方形の一辺の長さを基に、面積の単位の関係について考えている。(数学的な考え方)
広いところの面積を表すとき、どのようにしてきましたか。
一辺が1mの正方形を単位にしました。1㎡です。ほかにも1㎢、1a、1ha がありました。
1aは何㎡でしたか。
100㎡です。一辺が10mの正方形の面積と同じでした。(同様に1ha、1㎢についても確認する)
それぞれの面積は正方形の一辺の長さと関係がありそうですね。正方形の一辺の長さと面積の関係について調べましょう。分かりやすく整理できませんか。
表にまとめるとわかりやすくならないかな。
学習のねらい
面積の単位が変わるとき、正方形の一辺の長さや面積はどのように変わるのか調べよう。
見通し
1㎡は一辺1m、1aは一辺10m…になっています。10倍、10倍と変わっているのかな。
1a=100㎡、1ha=10000㎡…になっているので、面積は100倍ずつ増えているみたい。
自力解決
A つまずいている子
・表には表せたが、正方形一辺の長さと面積単位の関係を関連付けられない。
B 素朴に解いている子
・正方形一辺の長さを10倍、100倍…すると、新しい面積の単位になっている。
C ねらい通り解いている子
・正方形一辺の長さが10倍、100倍…になるから、新しい面積の単位は、1㎡の10×10=100倍、100×100=10000倍になっている。
学び合いのポイント
イラスト/小沢ヨマ
『教育技術 小三小四』2019年11月号より