• 勉強マーク小学館ロゴ
  • facebookアイコン
  • twitterアイコン

一学期の授業参観・保護者会成功への3ステップ

2019/4/1

学級担任に対する保護者からの評価が下される最初の場となるのが、 一学期の保護者会と授業参観。ここで、よい印象を持ってもらえるか、信頼に値する教師だと感じてもらえるかは、とても大きな問題です。子どもや保護者の心をしっかりとつかめるよう、準備万端で臨みましょう。小一の一学期の授業参観と保護者会についての心得を、静岡県沼津市公立小学校教頭・吉野和美先生にアドバイスいただきました。

イラスト/横井智美

【ステップ1】入学式から安心をアピール!

小一担任にとって、一学期に行われる授業参観は、初めて保護者に自分の授業を見せる場、保護者会は、実質的に初めて保護者と交わる場になります。ここでの成功の可否によって、その後の保護者との関係がスムーズにいくかどうかが決まるとも言えます。

一方、子どもや保護者は、新しい学級や担任に対して期待と不安が入り混じった気持ちでいます。

不安に感じている保護者を安心させ、信頼関係が築けるような保護者会にすることを心がけましょう。

 ぺープサートや「あいうえお作文」で工夫を凝らした自己紹介!     

担任と保護者が初めて出会うのは入学式当日です。「この先生なら大丈夫」と思ってもらうために、まずは自己紹介で子どもや保護者の心をつかみましょう。

例えば、ペープサートやパペット、マペットなどの小道具を使いながら話したり、自分の名前を使った「あいうえお作文」で紹介文を提示したりすると、印象深くなります。

「目指す学級」を可視化してしっかり伝える

担任として大事にしたい学級経営の柱になるようなこと、例えば「あいさつをしっかりします」「友達を大切にします」といったようなテーマを伝えましょう。

言葉だけでなく、短冊やイラストでかいておいて紹介すると確実に伝わります。

【ステップ2】教室掲示・当日の資料……事前準備はしっかり!

子どもの記録を教室や廊下に掲示!

日頃から子どもの様子を写真に撮って、こまめに記録するようにしましょう。例えば、登校後の教室の様子、グループ学習での様子、給食を食べている様子、運動場で遊んでいる姿…。記録をとることで、一人ひとりの子どもへの理解を深めることができます。

そして、これら子どもたちが体験したことや学習の足跡がわかるよう、授業参観前日までに、撮っておいた写真を、教室の廊下や教室背面・サイドに掲示しておくようにします。その際、子どものつぶやきをカードに書いて一緒に掲示すると、伝わりやすくなります。

この場合、子どもの偏りがないように注意しましょう。

イラスト/横井智美

基本的なルールは学年で統一

2学級以上の場合は、事前に学年で基本的なルールの共通理解を図りましょう。また、毎日取り組むことなどは、学年で統一しておき、保護者に伝えるようにしましょう。

宿題の基本、例えば、「音読・漢字・計算は、毎日行う」、「宿題をやり終わったら、必ず保護者に確認してもらう」といったことを決めておきましょう。

イラスト/横井智美

視覚に訴えて興味をもたせる!

保護者会では、どのような方法で保護者に伝えるのかを考えましょう。興味をもって聞いてもらうためには、伝えたいことを視覚化した資料を用意するとよいでしょう。

例えば、伝えたいことのキーワードをスケッチブックに書き、1枚ずつめくりながら伝えると視覚に訴えることができます。

イラスト/横井智美

進行の流れを決めておこう!

保護者会の流れをあらかじめ決めておきましょう。担任の挨拶→保護者同士の交流→学級経営方針や学年の取組→ご家庭にお願いしたいこと、といった流れが一例としてあげられます。

【ステップ3】保護者同士が交流しやすい場になる一工夫!

保護者同士、知ってもらおう!

子どもが通っていた幼稚園や保育園が異なり、保護者同士のつながりが薄い場合があります。そこで、保護者会のはじめに保護者同士が仲良くなる場を設定しましょう。

例えば、自己紹介の際、子ども自慢、入学してビックリしたこと、といったテーマで話してもらうのもよいでしょう。

場が和やかになる座席の配置とは

お互いの表情や提示資料がよく見え、話がしやすい座り方を考えましょう。

例えば、人数が少ない場合、円型にすると、親近感をもって話合いを行うことができます。

保護者会で担任の思いを伝え、保護者同士も交流し和やかな雰囲気で終わることができれば、保護者会は成功です。

保護者会の最後には、「困ったことがあれば、些細なことでもお知らせください」などと伝え、安心感をもってもらうようにしましょう。

『小一教育技術』2018年4月号より

★小学館『みんなの教育技術』Webサイトでは小学校の先生に役立つ情報を毎日発信中★ぜひお気に入り登録して最新記事をチェックしてください!
↓↓↓
『みんなの教育技術』トップへ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

関連する記事

『クラス運営のヒント』の記事一覧

教室の空気をあたたかく変えたい時に使える技27【♯三行教育技術】

Twitterで募集している♯三行教育技術(【技の名前+3行程度の箇条書き説明】に ♯三行教育技術 のハッシュタグをつけてつぶやくだけ!詳しくはこちら)。今回は…

今年度のうちに解決!小一担任の【学校生活編】悩み解決室
小一担任の9つのモヤモヤにベテラン教師がスカッとお答え!【生活編】

子どもが発言しやすい空気のつくりかたがわからない。教室にいつもゴミが落ちている……そんな、今年度のモヤモヤは今年度のうちにスカッと解決しちゃいましょう! 小学一…

2020/1/20

子供を「よく見る」とは? いつ、どこで?~5つの場づくりと3つの視点~

小学校教師は「子供をよく見よう」とよく言われます。しかし、教師の日常は非常に忙しく、ちょっとした休憩時間をとることも難しい状況。一方、「子供を見取る」ことが不十…

2020/1/18

保幼小連携&情報共有 おさえておきたい大切なポイントとは

幼稚園・保育所・こども園と小学校との引継ぎ会、情報共有会で取り入れたい実践法を俵原正仁先生が提案。お役立ちアドバイスやポイントを参考に、子どもへの愛を共有した有…

2020/1/13

三学期の総まとめにトライ!【4年3組学級経営物語20】

4年3組担任の新任教師・渡来勉先生……通称「トライだ先生」の学級経営ストーリー。どう終わらせて未来につなぐのか…。「総まとめの三学期」は、子どもたちにも教師にも…

「いじめを管理職に報告したくない」教師の心理から見えてくるもの

長年、いじめや不登校の問題に正面から向き合い続けて来た現役教師が、クラスでいじめの情報をキャッチした時に担任がすべき具体的なフローを提案。たくさんの事例と向き合…

冬休み明けの子どもが喜ぶ!小学校低学年向けのぬり絵×2【プリント配付OK】

1月は雪で遊ぶ動物たちとお正月をテーマにしたぬり絵です。 ぬり絵があると、ちょっとした隙間時間も私語の時間にせずにすみますし、クラス全体の空気が落ち着いてきます…

給食と掃除のモチベーションを上げる9つの技【♯三行教育技術 】

「みんなの教育技術」をご覧いただいている先生方からTwitterで募集している♯三行教育技術(【技の名前+3行程度の箇条書き説明】に ♯三行教育技術 のハッシュ…

今どきの子供心をつかむ!小学3~4年へのカウンセリング術

昨今、学校教育においても、子供の人格形成やさまざまな問題解決に有効なカウンセリング心理学に基づいたアプローチが注目されています。問題を抱えている子供と関わり、子…

笑顔がはじけクラスまとまる!楽しい「言葉遊びゲーム」4つ

寒い季節は、体調不良で欠席者が増えたり、外で思い切り遊べなかったりして、子供たちはストレスがたまりがちに。そんなときにおすすめの、少人数でも楽しめる室内遊びを紹…

もっと見る