小２特別活動「おわかれしゅう会をしよう」指導アイデア

文部科学省教科調査官監修による、小２特別活動の指導アイデアです。７月は、学級活動（１）「おわかれしゅう会をしよう」の実践の紹介をします。

２年生が始まり４か月近くたった夏休み直前。他の学校に転出する子供がいることがあります。４月から一緒に過ごしてきた友達のために、「転校先の学校でも元気にがんばってほしい」「友達と最後の思い出をつくりたい」など子供たちの思いや願いを生かし、みんなで話し合って、みんなで決めて、みんなで実践していくことを通して、楽しく豊かな学級の生活づくりを目指します。

執筆／神奈川県公立小学校教諭・宮﨑里佳
監修／文部科学省教科調査官・和久井伸彦
　神奈川県公立小学校校長・小堤紀子

年間執筆計画

本議題にいたる学級の状況

４月から、数回学級会に取り組んできました。１回目は教師が司会グループの役割を担い、２回目からは教師が適切な指導助言をしながら、子供たちが司会グループを担って学級会を行ってきました。子供たちは、学級会や実践の経験を通して、自分たちで決めたことを実践する楽しさを感じています。夏休み前にクラスの友達が転校してしまうことを知った子供たちは、さみしさを感じていました。その一方で、「転校先の学校でもがんばってほしい」「転校してしまう友達に楽しい思い出をつくってもらいたい」という思いをもった子供たちがいました。そこで、「転校してしまう友達と最後に素敵な思い出をつくりたい」という思いが議題箱に寄せられたので、本議題を学級会の議題として選定し、全員に諮って決定しました。

事前の活動