小３体育「小型ハードル走【走・跳の運動】」指導アイデア

特集: 1人1台端末時代の｢教科指導のヒントとアイデア｣

授業改善

2024.07.26

プリント

単元名

気もちよく走りこ走（そう）！小型ハードル

年間計画表　

単元目標

●知識及び技能
小型ハードル走の行い方を知るとともに、小型ハードルを自己に合ったリズムで調子よく走り越えることができるようにする。
●思考力、判断力、表現力等
自己の能力に適した課題を見付け、動きを身に付けるための活動や競走の仕方を工夫するとともに、考えたことを友達に伝えることができるようにする。
●学びに向かう力、人間性等
小型ハードル走に進んで取り組み、きまりを守り誰とでも仲よく運動をしたり、勝敗を受け入れたり、友達の考えを認めたり、場や用具の安全に気を付けたりすることができるようにする。

授業づくりのポイント

中学年の小型ハードル走は、インターバルの距離や小型ハードルの高さに応じて、小型ハードルを自己に合ったリズムで走り越える楽しさや喜びに触れることができる運動です。低学年での走・跳の運動遊びでは、低い障害物を走り越えることを経験していますが、中学年では、インターバルの距離や小型ハードルの高さに応じたいろいろなリズムで小型ハードルを調子よく「走り越える」ことが求められます。

本単元では、小型ハードル走の行い方を知るとともに、小型ハードルを自己に合ったリズムで走り越えることで、友達と競い合う楽しさや、調子よく走ったり跳んだりする心地よさを味わうことを学習のねらいとしています。そのため、自己やグループの課題を見付け、その解決のための活動を工夫するとともに、きまりを守り誰とでも仲よく運動をしたり、勝敗を受け入れたり、友達の考えを認めたり、場や用具の安全に気を付けたりするなどして、小型ハードル走の学習に進んで取り組むことができるようにします。

３年生では、小型ハードルに初めて出会います。安全管理、けがの防止の観点からも小型ハードルを置く向きや走り越える方向について、必ず最初に安全指導を行いましょう。また、小型ハードルを走り越すことに怖さを感じる子供もいます。その際には、ゴムや段ボールなどいろいろな材質を用いた、小型ハードルに代わる障害物を用意しておくなどの配慮が大切です。

単元計画（例）

単元の評価規準

●知識・技能
①小型ハードル走の行い方について話したり書いたりしている。
②インターバルの距離や小型ハードルの高さに応じたいろいろなリズムで小型ハードルを走り越えることができる。
③一定の間隔に並べられたハードルを一定のリズムで走り越えることができる。

●思考・判断・表現
①いろいろな場での小型ハードル走を通して、自己の課題を見付け、走り越えやすいリズムやインターバルを見付けている。
②小型ハードルを調子よく走り越えることができるようにコースを工夫している。
③動きのポイントや友達の動きのよさなどを学習カードなどに記入したり、ふり返りの時間に発表したり、感想文を書いたりしている。

●主体的に学習に取り組む態度
①小型ハードル走に進んで取り組もうとしている。
②小型ハードル走のきまりを守り、誰とでも仲よく励まし合っている。
③用具の準備や片付けを友達と一緒にしようとしている。
④互いの動きを見合ったり、動きのよさや課題を伝え合ったりするなどの際に、友達の考えを認めようとしている。
⑤場所や危険物を取り除くとともに、用具の安全を確かめている。