動画付き!リズムなわとびで学級づくり

体力づくりに適した「なわとび」と、表現活動の「ダンス」を組み合わせたリズムなわとびは、仲間と協力して練習し、完成度を高めていくことで、学級づくりにもつなげられる活動です。学級で「リズムなわとび」にチャレンジしてみませんか?
執筆/埼玉県公立小学校教頭・戸田克

目次
リズムなわとびとは?
リズムなわとびとは、音楽に合わせてなわを跳んだり、ダンス的な振付で変化をつけたりして表現するなわとびです。リズムなわとびには、次のようなよさがあります。
①リズム感覚が養われる
②様々な跳び方で巧緻性・調整力が高まる
③持久力が高まる
④仲間とのふれあい・絆が深まる
⑤完成の喜びを味わえる
⑥創り出す喜びを味わえる
⑦表現の喜びを味わえる
なわとびの技を見せるだけでなく、なわをダンスの小道具にして踊ったり、隊形移動で演出したり、魅せる表現活動として行います。練習の中で、子供同士が教え合うことで絆が深まり、皆で一緒に同じ振付を楽しみながら、達成感を共有することができます。
間違えてもいい
交差跳びなどの個人跳びは回数を追っていきますが、なわとびが得意でない子にとっては練習が苦痛なものになってしまいがちです。リズムなわとびは途中で間違えても構わないし、つっかえてもすぐ跳び始めればよいのです。皆で一曲跳び終えれば、二重跳びができたときなどとは違う感動を味わうことができるのです。
基本の跳び技やポーズ
リズムなわとびを楽しむために、基本の跳び方やポーズをマスターしましょう! 動画もあるので動きを確認しながら進めてください。
指導/埼玉県公立小学校・成田雅弥

まずは動画で見てみよう!
基本の跳び技やポーズを動画で紹介します。
駆け足跳び(難易度★)
左右の足で1回ずつ交互になわを跳ぶ。

ケンケン跳び(難易度★)
左右の足で2回ずつ交互になわを跳ぶ。

両足跳び 1回旋1跳躍(難易度★)
両足をそろえて跳ぶ(なわを回すごとに跳ぶ)。

両足跳び 1回旋2跳躍(難易度★)
両足をそろえて跳ぶ(なわを回すごとに2回跳ねる)。

横振り跳び(難易度★★)
左右の足を横に振りながらなわを跳ぶ。

前振り跳び(難易度★★)
左足で2回跳んでいる間に右足を1で後ろに曲げ、2で前へ振り出す。これを左右交互に繰り返す。

はじめは小さく振ってみましょう。
あやサイクル跳び(難易度★★★)
駆け足跳びをしながら、1と5の時に手を交差させる。

交差サイクル跳び(難易度★★★)
駆け足跳びをしながら、1・2で手を交差、3・4で開く、5・6で交差、7・8で開く。

なわが足に引っかからないように気を付けて!
十字跳び(難易度★★★)
片足跳びで、前後左右に2回ずつ跳ぶ。

床に十字にテープなどを貼って練習してみるといいですね。
グーパー跳び(難易度★)
足を閉じたり横に開いたりしながら跳ぶ。

チョキチョキ跳び(難易度★)
足を前後に開きながら跳ぶ。

マイムステップ(難易度★★★)
足をクロス→開くを繰り返しながら跳ぶ(前にする足は左右2回ずつ)。

返し(難易度★★★)
左側の床を叩くようになわを振る→左手を背中側へ曲げ、右手は右周りに回してなわを後ろに持っていく→両手を開く。

跳び始めや技の間で使います。左右どちらでもできるといいですね。
つま先で止める(難易度★★)
なわが足元に来る前にどちらかの足のつま先を立てて前へ出し、足の下になわを引っかけて止める。

なんとなく跳び終えるのではなく、自分で止めて終えることを意識しましょう!
8の字回旋(難易度★)
そろえた両手の軌跡が8の字を描くように、なわを回す。

エックス(難易度★★)
腕を体の前で回して腕になわを巻き付け、左右に腕を広げてなわをピンと張り、Xの文字をつくる。

最後に腕を上げてポーズするとカッコいい!
<エアなわとびで練習してみよう>

練習していても、つっかえるとそこで止まってしまうのがなわとび。そこでまずは、なわとびを持たずにエアで練習して、タイミングを掴むとよいでしょう。
