女性教師が提案!私の働き方改革

大阪府公立小学校教諭

樋口綾香

働き方改革、していますか? 今回は、教育技術誌をはじめSNSでも大人気の樋口綾香先生に、効率的な情報収集の方法から、肌の守り方、家庭との両立まで、女性ならではの視点から働き方の工夫についてを教えていただきました。

執筆/大阪府公立小学校教諭・樋口綾香

樋口綾香先生
「家事の分担など家族の理解を得て毎日ハッピーに過ごす! 」

樋口綾香 Instagramでは、ayaya_t_として、♯折り紙で学級づくり、♯構造的板書などを発信。著書は『3年目教師 勝負の国語授業づくり』(明治図書)ほか。

様々な小技はSNSで情報収集

日本の小学校には、およそ46万人の教師がいます。素敵な授業づくりや、効率的な仕事術は多くの方が実践していますが、なかなかそれらを知る機会はありません。しかし、インターネットを活用すれば、新たな教材を得たり、多くの先生方とつながったりすることができます。

私もSNSを普段から利用している一人です。タイムラインには、全国の先生方の実践や仕事術が次々に流れてきます。「あ、同じことしているな」と思うこともあれば、「こんなやり方があるんだ」と、驚きや発見があり、すぐに実践したくなることもあります。特に提出物チェックや、事務用品の整理整頓の仕方などはたくさんの投稿があります。

※文部科学統計要覧(平成30年版)より、本務教員・兼務教員合計

日焼け対策とお薦めの休み時間の過ごし方

日焼け止めは休み時間ごとに塗り直し

日焼け止めは毎日使用しているでしょうか。私はかつて日焼け対策に無頓着で、初任の頃も日焼け止めをせずにすすんで外で遊ぶ教師でした。

しかし、教師は気を付けていても知らず知らずのうちに日焼けをしています。教室は光が入ってくるように設計されているため、授業中ですら気を抜けません。それなのに、休み時間まで外で遊ぶとなると、その対策は一筋縄ではいきません。

そこで、メイク下地には、日焼け止めの下地を使います。スキンケアUVという、美容成分が入ったものがお薦めです。日焼け止めを選ぶ時は、SPFとPAの数字や記号に注目します。SPFは紫外線B波(シミやソバカスの原因)の防止効果を表すもので、数字が大きい方が日焼けまでの時間を遅らせることができます。PAは紫外線A波(シミやたるみの原因)の防止効果を表す数字で、+マークが多い方が効果が高くなります。よって、お薦めは「SPF50+PA++++」ということになります。

日焼けまでの時間には個人差がありますが、日に当たり始めてから10~20分と言われています。汗をかくと日焼け止めの効果は薄れてしまうので、小まめな塗り直しが必要ですし、20分休み等は特に注意しなければいけません。紫外線A波はこれからの秋・冬の季節でも変わらずに降り注ぎ続けているため、油断せずに日焼け対策を行いましょう。

また、休み時間の過ごし方ですが、外で遊ぶことが好きな子もいれば、教室で遊ぶことが好きな子もいます。最近、私の休み時間の過ごし方は、宿題の丸付けをしながらおしゃべりをしたり、先生机で折り紙をすることです。外で走り回って遊ぶよりも、多くの言葉を交わすことができます。

学年会は放課後に5分

学年会は放課後に教室で5分で行う

私は今、若手二人と学年を組んでいます。何事にも一生懸命で、丁寧に仕事をしてくれる同僚です。私とは10年ほどの経験の差があるので、二人の学級や仕事がうまく回っているか気にしながら仕事をしています。二人とは、はじめにいくつかを確認しました。

例えば、学級で問題が起きた時は、学年・管理職とすぐに共有することや、学年会は長く時間を取るのではなく、放課後、子どもが帰った教室で5分程度ですませることなどです。

一緒に学年を組む同僚とは、信頼関係が何よりも大切であり、それが時短につながると考えています。相手を信頼するからこそ仕事を分担することができます。小さなことでも気軽に話し合えるからこそ、クラスのこと、授業のことなどをいち早く相談でき、大きな問題が起きる前に対処することができます。

毎日、短時間の学年会をこれからも大切にしていきたいと思います。

家族とは仕事を理解し合うこと

どんなに計画的に仕事を進めても、想定外のことが起きたり、研究授業や学校行事などで、帰りが遅くなることがあります。

そのような時でも、家族が自分の仕事を理解してくれていると、安心して仕事に向き合うことができます。私の夫は教員をしています。夫は私に、「共働きだから、家事は気付いた方がやろう。相手がした家事に対して、文句は言わないでおこう」と結婚する時に言いました。

もう6年前になりますが、夫がこの約束を破ったことはありません。子育ての時など、女性にしかできないことがあるのは事実ですが、女性、男性という枠で家事を分けるのではなく、互いにできることを進んですること、相手を尊重し、仕事についても理解し合うことが、仕事も含めて人生を楽しむことにつながるのではないでしょうか。

今日は妻が残業だからぼくが家事をやろう

イラスト/コダシマアコ

『教育技術 小一小二』2019年11月号より

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