見つける力を伸ばそう〔漢字さがし〕【漢字コグトレ #8】課題シート付


8回目の今回は「見つける」力を伸ばすトレーニング。そのなかの〔形さがし〕の漢字版である〔漢字さがし〕にチャレンジしましょう。ダウンロードプリントもありますので、ぜひご活用ください。「コグトレ」とは、宮口幸治先生たちが開発した「コグニティブ(認知)機能」を高めるトレーニングのことで、身体面、学習面、社会面の3方面から包括的にトレーニングする特徴があります。本連載では、学習面のトレーニング(認知機能強化トレーニング)を基に、図形や記号、数字などを漢字に置き換え、漢字に特化した「漢字コグトレ」を紹介します。
監修/立命館大学教授・宮口幸治
目次
「認知機能強化トレーニング」とは
コグトレの認知機能強化トレーニング(→詳しくは連載第1回を参照)は、以下の表のように「覚える」「数える」「写す」「見つける」「想像する」の合計5つの分野をターゲットとしたトレーニングから成り立っています。
今回は、「見つける」のなかから、〔形さがし〕の課題を紹介します。
このトレーニングは、不規則に並んだ点の中から、提示された形を見つけ、線で結びます。形を見つけることで、形の恒常性をトレーニングし、漢字を覚えたり黒板を写したりする力を養います。形の恒常性とは、見る角度を変えても形が同じだと認識できることです。
「見つける」のなかから〔形さがし〕の漢字版〔漢字さがし〕に挑戦しましょう。
漢字の形を使っているので、漢字力を養うことにもつながります。また、示された同じ形を見つける課題なので、習っていない漢字でも見つけることが可能です。低学年も、ぜひ挑戦してみてください。