ローマ字でじゃんけん対決 <ダウンロードOKワークシート>福山憲市の時短学習のススメ⑥
今回は、友達とローマ字で対決して、ローマ字の学び直しをします。ローマ字は、外国語のアルファベットの文字につながりますので、外国語にも目を向けることになるワークです。「言葉完成部屋」や「ローマ字すごろく」など、プリントにある、ローマ字で言葉を完成したり、ローマ字すごろくで文字をなぞったりして、友達と対決します。ゲーム感覚で繰り返すうちに、ローマ字の復習につながります。
執筆・イラスト/福山憲市
元山口県教員、響師・響志の会主宰、教師歴38年。学び集団ふくの会・ミスを活かす子供たちを育てる研究会主宰。『作文指導のネタ事典』『自主学習システム&ノート作成法』(明治図書出版)など著書多数。
外国語科につながる「ローマ字」を対決学びで復習
漢字、社会対決に続いて、外国語科につながる「ローマ字」も対決学びを通して、学び直しを楽しみます。
やり方は、漢字・社会の時と大きく変わりません。
ふたり組か三人組になって、じゃんけんをします。勝ったほうが、ローマ字カードを何枚か組み合わせて、言葉を作ります。
制限時間は10分です。制限時間内に、多くの言葉ができたほうが勝ちです。
漢字、社会で対決学びをしているため、簡単な説明ですぐに取り組むことができます。
これもまた、今まで同様、相手を変えることで、何回も同じプリントを楽しめます。
何回も同じプリントに挑戦するので、ローマ字の復習をしっかりと積むことができて、確実にローマ字を覚えるようになります。
このローマ対決で大切にしているのが、仲間とともに思考するということです。
ローマ字カードを使って、「どんな言葉を作るか」を相談しながら見つけます。相談することで、対話力がアップします。
もちろん、この対決でも感謝心を大切にしています。勝っても負けても「ありがとうございました」という言葉が飛び交います。
この姿をうんと褒めます。認めます。
雨の日などに、友達同士で対決学びを進んで取り組む子供たちが増えます。
ローマ字などの復習をしなさいと言わなくても、自然と学び直しを楽しむのです。
ときには、教師も入って一緒に対決学びをします。
こういう時間をもつことができるのが、短時間学習のよさです。ぜひ、お試しを。
プリントは、以下より小学館ID(登録無料)でログインすると、ダウンロードできます。
構成/浅原孝子