小1算数「とけい」指導アイデア(1/2時)《がっこうではなんじにどんなことをしているかな》
執筆/福岡県公立小学校教諭・加藤恵美
編集委員/ 国立教育政策研究所教育課程調査官・笠井健一、福岡教育大学教授 清水紀宏
目次
単元名「とけい」
本時のねらいと評価規準(本時の位置 1/2)
【本時のねらい】
現実場面の時刻を時計から読み取る活動などを通して、時刻を読み取ったり、表したりすることができるようにする。
【評価規準】
時刻(何時、何時半)を読み取ったり、時刻を模型の時計で表したりすることができる。(技能)
【見通し】
まず、9時の場合について、デジタル時計の「9」が、アナログ時計の短針が指している数であることに着目させる。
どれも学校の絵です。(左側から2番目を指して)「はじめます」は、何時かわかりますか。
9時だと思います。
なぜ9時なのか、前に来て説明できますか。
(デジタル時計を指して)ここが9だから、9時です。
(アナログ時計を指して)ここが9だから、9時です。
次は、「あいさつ」が何時か、考えていきましょう。
本時の学習のねらい②
とけいのはりを みて、なんじかを かんがえよう。
【自力解決の様子】
A:つまずいている子
短針の位置に、着目できない。
B:素朴に解いている子
長針には着目しないが、短針が8にあることから、8時と考える。
C:ねらい通りに解いている子
短針が8にあることから、8時と考える。さらに、8時も9時も、長針が12 を指していることに気付いている。
【自力解決と学び合いのポイント】
イラスト/佐藤雅枝
『小一教育技術』2018年9月号より