小2算数「ひっ算のしかたを考えよう」指導アイデア(9/10時)《3位数と2位数のたし算とひき算の筆算》

執筆:神奈川県公立小学校教諭・能登谷亮
編集委員:文部科学省教科調査官・笠井健一、島根県立大学教授・齊藤一弥

本時のねらいと評価規準(本時9/10時)

3位数と2位数などのたし算とひき算の筆算のしかたを、数の見方や既習の計算の考え方を基に考え、説明することができる。

評価規準

既習の筆算のしかたを基にすれば、数が大きくなっても同じように計算できると考えたり説明したりしている。

もんだい
546 + 27 の計算のしかたを考えよう。

46 + 27 は、どのように計算しましたか。

ひっ算で計算しました。

一の位は6+7で、十の位にくり上がるよ。

答えは、73 になります。

では、546 + 27 は、できますか。

数がものすごく大きくなったね。

こんなに大きな数のたし算はやったことがありません。

でも、さっきの問題と数が似ているよ。

同じように、筆算で考えればできそうです。

学習のねらい

これまでの学習を生かして、大きい数のひっ算のしかたを考えよう。

見通し

これまでと同じように、位をそろえて、筆算で計算してみよう。

46 +27 は同じだね。あとは、500 が増えただけと考えればいいんじゃないかな。

自力解決の様子

A つまずいている子

位を正しくそろえずに計算している。


B 素朴に解いている子

位をそろえて一の位から順に計算している。


C ねらい通りに解いている子

546 + 27 を 500 + 46 + 27 と考えて計算している。

学び合いの計画

数が大きくなっても、これまでに学習した筆算のしかたを使えば解決できるということを説明できるようにしていきます。

イラスト/横井智美

『教育技術 小一小二』2021年8/9月号より

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