小2生活「こうえんのすてき みいつけた!」
執筆/愛知県公立小学校教諭・山本純代
編集委員/前・文部科学省教科調査官・渋谷一典、文部科学省教科調査官/愛知淑徳大学准教授・加藤智、愛知県公立小学校校長・稲田あけみ
目次
期待する子供の姿
知識及び技能の基礎
地域の公園を利用する活動を通して、公園がみんなで使う場所であることや、多くの人々によって支えられていることが分かる。
思考力、判断力、表現力等の基礎
地域の公園を利用する活動を通して、公園の自然の様子から、季節を感じとったり、公園のよさや働きを捉えたりすることができる。
学びに向かう力、人間性等
地域の公園を利用する活動を通して、公園やそれを支えている人々に親しみや愛着をもち、それらを大切にしようとする。
単元の流れ(25 時間)
おすすめの公園をしょうかいしよう(1時間)
評価規準等
思 地域の公園を思い起こし、公園の様子について友達と交流している。
※評価規準等の知=知識・技能、思=思考・判断・表現、態=主体的に学習に取り組む態度の観点を示しています。
公園をたんけんして、気付いたことを伝え合おう(13 時間)
もう1回たんけんして、公園にいる人たちにインタビューしよう(4時間)
評価規準等
知 どの公園にもよさや公共物としての役割があること、公園を維持してくれる人たちが存在していることに気付いている。
態 公園や地域の人への関心や期待をもちながら、それらと繰り返し関わろうとしている。
地域の人は、どうして公園をきれいにしてくれているのかな(2時間)
評価規準等
思 友達との意見交流を通して、公園を大切にしようとする地域の人たちの思いについて考えたり、公園のよさや働きを捉えたりしている。
大好きな公園をきれいにしよう(2時間)
公園のすてきを伝えよう(3時間)
評価規準等
知 地域に親しみを感じる人や大切にしたい場所が増えたり、それらの人や場所が自分たちの生活をよりよくしたりしていることに気付いている。
態 公園や公園を支えている人々に親しみや愛着をもち、大切にしようとしている。
活動のポイント1
公園の公共物としての役割や季節の変化に気付く工夫をしましょう
それぞれの公園のよさや特徴を話し合う
それぞれの公園のよさや特徴を掲示
子供たちの気付きや写真を見比べられるように、掲示を工夫しましょう。
比べて、共通点を見付けるための板書
共通点や公共物としての役割に気付けるように、分類して板書しましょう。
季節を変えて、繰り返し探検する単元構想を立てる
季節の変化に着目して、同じ場所を探検する計画を立てましょう。
公園の様子の変化に気付くふり返りをする
ふり返りをファイルなどで蓄積したり、板書を写真に撮っておいたりすると、効果的なふり返りができます。
活動のポイント2
地域の人や場所に親しみや愛着をもち、大切にしたいという思いがふくらむような手立てを工夫しましょう
公園をきれいにしてくれている人たちの存在や思いに気付く工夫をする
イラスト/高橋正輝
『教育技術 小一小二』2021年8/9月月号より