小4外国語活動Unit1「Hello, world!」指導アイデア

2020年からスタートした「外国語活動」。授業において、さらに子供たちが楽しみながら外国語に慣れ親しむ活動を考えたいところです。小四のActivityとその他の活動をビジュアル豊かに紹介します。

執筆/沖縄県宮古島市立東小学校教諭・平良 優
監修/文部科学省視学官・直山木綿子

教材/『Let’s Try! 2』

小4外国語活動Unit1「Hello, world!」指導アイデア

単元計画(全2時間)主な活動

第1時

①Let’s Watch and Think 1 バリエ1
映像を見て、 気付いたことを書く 。

②Let’s Listen 1 バリエ2
音声を聞いて、どの国のあいさつかを考える。

③Let’s Play
あいさつをして、友達の好きなものを尋ね合う。

第2時

①Let’s Watch and Think 2
映像を見て、分かったことを書く。

②Let’s Listen 2 バリエ3
登場人物について、分かったことを書く。

③Activity バリエ4
あいさつをして、友達の好きなもの・ことを伝え合う。

バリエ1

第1時 Let’s Watch and Think

活動の流れ

  1. イラストから気付いたことを伝え合う。
  2. 国旗から知っている国名を確認する。
  3. 国旗のイラストの横にあるボタンをクリックし、国名を確認する。
  4. その国のあいさつのボタンをクリックし、あいさつを聞く。
  5. 映像を視聴する。

アイデア

電子黒板の画面をミュートにするなど、子供たちに、どの国の音声をクリックしたかが分からないようにして音声を聞かせると、どの国のあいさつかを予想する活動を行うことができます。  

また、事前に各動画のなかの国の様子が分かる風景などを、スクリーンショットで作ったスライドで提示し、それぞれがどの国の様子かを予想させたうえで動画を視聴させる活動も効果的です。

スライドを見ている子供

バリエ2

第1時 Let’s Listen 1

活動の流れ

  1. 国名を確認する。
  2. 吹き出しで描かれたイラストと文字を見て、どんなあいさつだったかを想起する。
  3. Letʼs Listen 1の音声を聞く。

アイデア

電子黒板の画面をミュートにし、No.1から No.4をランダムに聞かせます。そして、「どの国のあいさつだったかな?」と問いかけると、子供たちは元気いっぱい答えてくれます。

「どの国のあいさつだったかな?」と問いかける教師

バリエ3

第2時 Let’s Listen 2

活動の流れ

  1. 指導者の話を聞いたり、質問に答えたりする(自分の名前と好きなことや好きでないこと)。
  2. Letʼs Listen 2の音声を聞く。

アイデア

学級には、まとまった内容の話を聞いても、すぐに忘れてしまう子供がいます。そのような子供たちのために、音声をセンテンスごとに止め、その都度、分かったことを書かせるとよいでしょう。また、最後の登場人物では、先に答えを示し、どんな英語を話すかを予想させる活動にすることもできます。

バリエ4 

第2時 Activity

活動の流れ

  1. 友達のことを知るために、好きかどうかを尋ね合う。 席の隣や前後のペアで行う。
  2. 教室を自由に歩き回って行う。

本活動は「友達のことを知る」という目的意識をもたせて行いますが、「学級レクをするために『学級の好きなスポーツNo.1』を調べよう!」などの目的にすることも考えられます。

構成/浅原孝子 イラスト/荻野琴美(オーデザインチャンネルズ)

『教育技術 小三小四』2021年4/5月号より

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