小学二年「指導要録」記入文例
教員が児童に対して適切な指導を行うための基礎資料であるとともに、外部への証明となる公簿としても重要な役割をもつ「指導要録」。その小学二年の具体的な記入文例を 教科等観点別記入文例、「行動の記録」欄記入文例、「総合所見及び指導上参考となる諸事項」欄記入文例 の順にたっぷり紹介します。
教科等観点別記入文例
国語科

観点:知識・技能
- アクセントで言葉の意味が違うことに気付き、音と文字、母音と子音の構成を理解した。
- 送り仮名に気を付けながら、習った漢字を使って表す短文を作ることができた。
- 伸ばす音やつまる音などの表記や「は」「へ」「を」の使い方、句読点の打ち方、かぎかっこの使い方を理解して文章の中で使うことができた。
観点:思考・判断・表現
- 物語文の登場人物の行動や気持ちを自分なりに文章に書いていた。
- 自分の書いた文章を読み返し、内容や表現についてのよいところを見付けていた。
- 「かさこじぞう」の学習では、物語の中で起こったできごとについて、場面の様子や変化に着目しながら思ったことを友達と共有していた。
観点:主体的に学習に取り組む態度
- 生活科での観察を生かし、気付いたことをメモに集め、記録する文章を書こうとしていた。
- 「声やうごきであらわそう」では物語の内容を捉え、人物の行動を具体的に想像しながら、音読や動作で表そうとしていた。
- 多くの昔話を読み、自分がおもしろいと感じたことについて、友達と伝え合おうとしていた。
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算数科

観点:知識・技能
- 箱の構成要素のつながりや位置を理解し、面や辺をつないで箱の形を作ることができた。
- 身の回りにある数量を整理する学習では、重複したり抜けたりしないように、印を付けながら数え、表やグラフにまとめることができた。
- 2位数の加法や減法の計算では、筆算の仕方について理解することができた。
観点:思考・判断・表現
- 数図ブロックをテープ図にかいて考え、そのよさや特徴に触れながら説明していた。
- 囲んだ直線の数に着目して三角形や四角形の意味を考え、そのよさや特徴を取り上げながら具体的に説明していた。
- 九九の式になる問題では、答えの求め方を式や絵・図にかいて考えて説明していた。
観点:主体的に学習に取り組む態度
- 紙テープを使って、身の回りにある1メートルのものをたくさん見付けようとしていた。
- 大きい数のかけ算に関心をもち、九九を使って答えの求め方を考えようとしていた。
- 折り紙で大きさの異なる長方形、正方形、直角三角形をたくさん作り、身の回りにある様々な形を仲間分けしようとしていた。
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生活科

観点:知識・技能
- 身近にあるものを使って動くおもちゃを作る活動を通して、おもちゃを作るおもしろさや遊びの楽しさ、自然の不思議さに気付いた。
- 地域を探検する活動を通して、自分の身近な地域に様々な場所があり、多くの人たちが働いていることに気付いた。
観点:思考・判断・表現
- 自分たちの生活や地域のできごとを身近な人々と伝え合う活動を通して、相手のことを想像したり、伝えたいことや伝え方を選んだりしていた。
- 自分の生活や成長を振り返る活動を通して、自分のことや自分の成長を支えてくれた人々について考えていた。
観点:主体的に学習に取り組む態度
- 昆虫を探して捕まえたり飼育したりする活動を通して、生き物への親しみをもち、生き物を大切にしようとしていた。
- 自分の生活や成長を振り返る活動を通して、自分を成長させてくれた人々に感謝の気持ちをもち、これからの学習や成長への願いをもって生活しようとしていた。
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音楽科

観点:知識・技能
- 音色やリズムなどと曲想の関わりについて気付き、楽器の音色に気を付けて演奏することができた。
- 拍子やリズムなどと曲想の関わりに気付き、リズム伴奏と合わせて歌ったり、リズムを組み合わせて演奏したりすることができた。
観点:思考・判断・表現
- 旋律の音の動きに合わせて体を動かしながら音楽を聴いたり、旋律の特徴を生かした表現の仕方や音のつなげ方について考えたりしていた。
- 楽器の音色や歌声、旋律の呼びかけ合いや反復などを生かして、声や音の出し方について考えていた。
観点:主体的に学習に取り組む態度
- 音色とその組み合わせのよさやおもしろさを見いだして聴いたり、それらの特徴を生かして表現したりする学習を楽しみ、楽器の音色への興味を広げようとしていた。
- 友達と一緒に声の出し方を考えて歌ったり、体を動かして歌ったり音楽を聴いたりする学習に楽しんで取り組もうとしていた。
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図画工作科

観点:知識・技能
- 粘土のかたまりを丸めたり、細くのばしたり、穴を開けたりして、いろいろな形を工夫して作っていた。
- 様々な箱を開いた形を台紙にして、まわりをカラーペンで縁取ったり、クレヨンで重ね塗りをしたりして描き進めていた。
観点:思考・判断・表現
- 磁石の特性を生かして、家で飼っている猫の親子が仲よくしている様子を表すように、磁石がつくとおんぶしているような作品を仕上げた。
- 箱を開いた形をいろいろな方向から見てアイディアをふくらませ、形に合った乗り物を思い浮かべ、描き表していた。
観点:主体的に学習に取り組む態度
- 自分の持ち物や、校庭にある葉や木の枝などを集めて、色や形から想像して、変身する作品作りに楽しく取り組もうとしていた。
- 友達がクレヨンで描いた虹色の作品のよさに気付いて、自分も色の使い方を工夫しようとしていた。
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体育科

観点:知識・技能
- ハードルリレーでは、リズミカルに連続して跳び越したり、助走をつけて高く跳んだりして全力で走ることができた。
- マットを使った運動遊びでは、いろいろな転がり方や腕で支えながら移動するなどの動きを組み合わせて、連続して行うことができた。
観点:思考・判断・表現
- ボール蹴りゲームでは、ルールを工夫したり攻め方や守り方を友達と相談したりして、チームが勝つ方法を考えていた。
- マットを使った運動遊びでは、動物の動きの特徴を真似して、腕で支えたり逆さまになったりした動きを工夫していた。
観点:主体的に学習に取り組む態度
- ハードルリレーでは、友達に声をかけて一緒に活動するとともに、率先して用具の準備や片付けを行おうとしていた。
- リズム遊びでは、曲のリズムに乗って弾んだり回転したりして、友達と楽しく踊ろうとしていた。
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特別の教科 道徳

構成/浅原孝子 イラスト/terumi
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