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子供の心に残る修了式をして、1年を締めくくろう|新任教師のための学級経営講座 #14

連載
新任教師のための学級経営講座
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元鳥取県公立小学校教頭

友定章子

初めて学級担任になった新任教師にとって、「学級経営」は不安なもの。そこで、学級経営の基本が学べる連載をお届けします。毎月の準備や進め方などをその月の学校行事なども絡めながら紹介。鳥取県の公立小学校で、若手教師の育成に尽力してきた友定章子先生が、新任教師でも分かりやすいように解説します。今回のテーマは、授業観察です。

執筆/元鳥取県公立小学校教頭・友定章子

はじめに

3月に入ると、修了式(6年生は卒業式)までわずか2週間ほどです。振り返ってみるとあっという間ですね。

4月の子供たちとの出会いから1年。本当にいろいろな子供がいて、大変なことが多かったと思います。時には、自分の考えがうまく伝わらなかったり、自分の感情を飲み込んだりしたこともあったでしょう。教えることの難しさを感じた1年だったかもしれません。

それでも、時々見せる子供たちの素敵な笑顔や一緒にやり遂げた充実感がもう少し頑張ってみようという気持ちにつながったのではないでしょうか。子供たちの成長や進歩を感じた瞬間に立ち会い、自分のことのように喜んだこともあったことでしょう。

子供たちは、先生方との出会いの中でたくさんのことを学んでいるはずです。子供たちが大人になった時、何気なく言った先生の言葉を忘れないで思い出すことでしょう。今でも成長した教え子たちが時々会いに来て、「先生のあの言葉に励まされた」や「あの言葉がずっと私の心に残っている」と伝えてくれることがあります。私自身はそんなこと言ったかどうか覚えていないのですが、その子にとっては忘れられない言葉になっていると聞かされ、照れくさく思うことがあります。

確かなことは、その子の人生のほんの1年だったかもしれませんが、先生方はしっかりと関わったのです。一人一人の子供たちの成長をほめてあげましょう。何より、先生にとっても、目の前の子供たちと出会って、悩んで喜んで苦しんで考えた1年間は、きっとこれからの糧になっています。自信をもって送り出しましょう。

修了式で一人一人の子供にメッセージを伝えよう

私は、3学期の通知表や指導要録を書くとき、一人一人の子供にメッセージを書いていました。「あなたのこんなところが素敵だった」「来年に期待しているから、課題としてこんなことをがんばってほしい」などです。そのため、成績をつけるときに、一人一人のよいところや課題を整理しておきましょう。

一人一人の子供に手渡すメッセージカード

最後の通知表は成績表としての役割だけでなく、その学年の修了証としての役割を担っています。私は、一人一人へのメッセージを上のようなカードにして渡していましたが、通知表を手渡すときに言葉で伝えてもよいでしょう。

修了式の前日に黒板にメッセージを書こう

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