小4国語「風船でうちゅうへ」【京女式板書の技術】

教材「風船でうちゅうへ」の目標は、「きょうみをもったことを中心に要約して、しょうかいする文章を書こう」です。筆者の撮った1枚の写真から始まるこの文章は、筆者が子供の頃からの願いを、大学生の頃より試行錯誤しながらかなえていく過程が書かれています。本時の学習活動は、「最も興味をもったことを選ぶ」です。そのため、筆者のおよそ1年間の試行錯誤を可視化した板書の工夫を紹介します。
監修/元京都女子大学教授 元同附属小学校校長・吉永幸司
執筆/京都女子大学附属小学校教頭・砂崎美由紀
単元|きょうみをもったことを中心に、しょうかいしよう
教材名|「風船でうちゅうへ」(光村図書出版)
目次
単元の計画(全8時間)
- 全文を読み初読の感想を書く。
- 文を「初め・中・終わり」に分ける。「もっと読もう」を読み、もっと詳しく読みたい内容をはっきりさせる。
- 最も興味をもったことを選ぶ。
- 興味をもったことにそって、大事な言葉や文を書き出す。
- 書き出した言葉や文を使ったり、自分の言葉を用いたりして文章を要約する。
- 要約した文を友達と読み合う。
- 「風船でうちゅうへ」を紹介する文を、要約した文や興味をもったことを中心に書く。
- 紹介する文を読み合い、感想を伝え合う。
板書の基本
授業が始まる前に考えること
筆者の挑戦が、子供の頃の願いから始まることに注目します。読者である子供たちにとって、自分の今の夢も筆者のようにかなうかもしれないと、わくわくしながら読み進めることでしょう。文章を、他人事としてではなく、関心をもって読み進められるように、「きょうみをもったこと」を見付けることを読みのめあてとします。
板書計画で考えておくこと
筆者の子供の頃の願い「うちゅうへ行くものを自分でつくりたい」が、ずっと変わらずに筆者の中にあり、大学生の筆者の何度も何度も挑戦をする原動力となっています。子供たちには、この思いが数々の挑戦の原動力となっていることに気付かせたいと考えました。失敗を乗り越えるために筆者が考えたことや工夫が、簡潔にまとめられていることと、子供たちの身近な道具である「風船」を使って分かりやすく記述されていることに注目します。そして、筆者のおよそ1年間の試行錯誤を1枚の板書で可視化したいと考えました。
