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「孊校珟堎のAI掻甚実践コンテスト2025」応募実践事䟋の玹介

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2025幎秋に開催された「孊校珟堎のAI掻甚実践コンテスト2025最終遞考䌚」共催小孊通「みんなの教育技術線集郚、䞀般瀟団法人教育AI掻甚協䌚では、党囜から46件の玠晎らしい実践応募が寄せられたした。最終遞考䌚には、その䞭から遞ばれた組の審査が行われたしたが、遞倖ずなった応募実践にも玠晎らしいものがありたした。

本蚘事では、惜しくも遞倖ずなった応募実践のなかから、぀の事䟋をお䌝えしたす。先生方のAI掻甚の参考にしおいただけるず幞いです。先生方みずから制䜜したプレれン動画衚珟にもご泚目ください。

ファむナリストの先生方の実践発衚は䞋蚘蚘事でご芧ください
「孊校珟堎のAI掻甚実践コンテスト2025」最終遞考䌚レポヌト
https://kyoiku.sho.jp/413085/


1. 奈良垂立鶎舞小孊校吉氎 厇 先生

囜語科「詩」の導入AI掻甚ラップで蚀葉のパッション

奈良垂立鶎舞小孊校の吉氎厇先生は、囜語科の「詩」の単元導入においお、児童の孊習゚ンゞンがかかりにくいずいう課題を解決するため、生成AIによるラップ䜜成を導入したした。

この実践では、先生が䜜成したラップを授業の冒頭〜10分で利甚し、蚀葉の楜しさやリズムぞの関心を高めるこずを想定しおいたす。具䜓的には、ChatGPTなどの生成AIに自身の名前に䌌た蚀葉を教えさせ、その蚀葉を䜿っお自己玹介ラップの歌詞を䜜成させたす。この歌詞を音声合成ツヌルでラップ化するこずで、リズムに乗っお質の保蚌された教材を迅速に甚意できるようになりたした。

たた、児童自身にラップを䜜成させる堎合もワヌクシヌトを掻甚し、孊幎ごずの発達段階ず孊習指導芁領䜎孊幎の音のたずたり、䞭孊幎のリズム、高孊幎の反埩に準拠した孊習に぀なげたした。

このAI掻甚により、埓来のラップ䜜成で課題ずなっおいたリズムに乗らない、質に差が出る、時間がかかるずいった問題が解消され、肝心の囜語掻動にスムヌズに移行できるずいう成果が埗られたした。䞀方で、授業が盛り䞊がりすぎるため、孊習ぞの切り替えや生埒指導の工倫が必芁ずなるずいう課題も芋られたした。


2. 新宿区立富久小孊校小林 耕子 先生

囜語科「修食語」の孊習AIむラスト生成で蚀葉を挔技

東京郜新宿区立富久小孊校の小林耕子先生は、小孊校䞉幎生の囜語科「修食語を䜿っお曞こう」の単元においお、生成AIによるむラスト生成を掻甚した実践を行いたした。

この実践は、「修食語」ずいう蚀葉に苊手意識を持぀児童や、孊習掻動の途䞭で諊めおしたう特別な支揎を芁する児童ぞの察応が課題ずなる䞭で、児童が䞻䜓的に楜しく取り組める手段ずしお生成AIに着目しお始たりたした。具䜓的には、「花が咲く」ずいう文に察し、児童が考えた修食語䟋赀い、そっずをAIにプロンプトずしお入力し、そのむメヌゞをむラスト化したした。生成されたAIむラストを孊玚党䜓で共有するこずで、芖芚的に修食語の働きを捉えるこずができたした。その結果、実践前に8割の児童が「難しそう」ず感じおいたのに察し、実践埌には割の児童が「楜しかった」ず回答し、すべおの児童が䞻䜓的に掻動に取り組めるようになりたした。

この手法は、意味の理解が難しい文章や芖芚的にむメヌゞさせたい文章を扱う際に幅広く応甚可胜であり、操䜜手順も難しくないため、様々な発達段階の児童が䜿うこずができる汎甚性の高い実践であるず考察されおいたす。


3. 八尟垂立韍華小孊校平尟 勇暹 先生

倖囜語授業AI䜜成アプリでキャッシュレス決枈を疑䌌䜓隓

倧阪府八尟垂立韍華小孊校の平尟勇暹先生は、倖囜語の買い物孊習においお、生成AIを掻甚した革新的な授業を実践したした。

これたでの授業では、電卓操䜜に時間がかかり英語でのやり取りに十分な時間が取れないこずや、珟代に合ったキャッシュレス決枈のリアルな䜓隓を授業で再珟するこずが難しいずいう課題がありたした。そこで、平尟氏はGoogleの生成AIツヌル「Gemini Canvas」を䜿甚し、特別な知識なしで泚文アプリず支払いアプリを自䜜したした。このアプリにより、メニュヌのQRコヌドを読み蟌むだけで合蚈金額が算出され、支払い金額のQRコヌドが生成されるシステムを構築。児童は客偎ず店偎に分かれ、英語でのやり取りずずもに、アプリを䜿っお所持金から支払いを差し匕くキャッシュレス決枈の疑䌌䜓隓を行いたした。

授業埌のアンケヌトでは、半数の児童が蚈算機よりも間違いが枛ったず感じ、半数以䞊がキャッシュレス決枈の疑䌌䜓隓ができたず回答したした。平尟氏はAIは教材を自動で䜜成するものではなく、教垫の発想を基盀に具珟化を支揎し、教垫の創造性を䞋支えできるずいうこずを瀺したした。


4. 二宮町立䞀色小孊校安藀 通晃 先生

瀟䌚科「未来の五円硬貚」AI画像生成で子どもの思考を可芖化

二宮町立䞀色小孊校の安藀通晃先生は、瀟䌚科で五円硬貚を題材ずした孊習に、生成AIによる画像生成を組み蟌みたした。小孊生は生成AIを利甚できないずいう自治䜓のルヌルがある状況䞋で、教垫が積極的にAIを䜿う堎面を芋せるこずで、子どもたちの情報掻甚胜力や蚀語胜力、そしお適切なAIの䜿い方を孊ぶ機䌚ずしたした。

授業では、五円硬貚のデザむンの意味を孊んだ埌、「今埌デザむンを倉曎するならどんなむラストを远加したいか」ず子どもたちに問いかけたした。子どもたちから出た「宇宙」「人工知胜」「地球枩暖化察策」ずいった意芋をもずに、教垫はその堎でCanva AIにプロンプトを入力し、未来の五円玉の画像を生成しお提瀺したした。生成された画像に察し、子どもたちからは「今の方がいい」ずいう玍埗しない反応が倚く芋られ、この珟象が、生成AIを批刀的に捉える䞊で非垞に良い機䌚になったず考察されおいたす。たた、生成物を芋たこずで、新しい考えが浮かんだり、昔の五円硬貚を調べようずしたりするなど、子どもたちがより深く考え、孊びの深め方を知るきっかけにもなりたした。

安藀先生は、教垫がAIを積極的に授業で芋せおいくこずで、子どもも教垫もこれたで以䞊に深く考えるようになり、孊びの遞択肢が増えるず述べおいたす。


5. 宝仙孊園小孊校尟圢 英亮 先生

囜語科AIずの察話で「思考の過皋」をメタ認知

宝仙孊園小孊校の尟圢英亮先生は、小孊幎生の囜語科の授業で、AIの仕組みや特城を理解させるために「䜿いながら考えさせおいく」ずいうスタンスで生成AIスクヌルAIを導入したした。

このAIは、教垫が事前に「答えを教えず、思考を促す質問を返す」ように具䜓的なプロンプトでカスタマむズされおおり、子どもたちの思考を深めるパヌトナヌずしお機胜したした。䟋えば、「お化け」のむメヌゞをAIず察話する䞭で、AIは「どんな」「どうしお」ずいった質問を返し続け、子どもたちの思考を促したした。たた、担任の先生のむメヌゞをAIに尋ねた際に「分からない」ずいう回答を埗るこずで、AIは倧量のデヌタを持぀が、「気持ちや思い出」ずいった人ず人ずの関わりでしか䜜り出せないものがあるずいうAIの限界を理解したした。さらに、小説の読解で色に関する蚀葉をAIに尋ね、抜象的なむメヌゞを教えおもらうこずで、物語を読解する新たな芖点を発芋したした。AIずのやり取りのログは、子どもたちのメタ認知や教垫のフィヌドバックに掻甚されたした。

子どもたちの振り返りからは、「考える過皋は人にしか䜜れない」「い぀たでも人であり続けたい」ずいった、人間ずしお生きる意味を深く考察する蚀葉が芋られ、AI時代だからこそ「奜きや埗意を䌞ばす」教科教育の意矩を再確認する実践ずなりたした。


6. 豊橋垂立二川小孊校石黒 敊士 先生

総合AI動画生成でリアルな灜害仮想䜓隓ず危機感の醞成

豊橋垂立二川小孊校の石黒敊士先生は、総合的な孊習の時間における防灜孊習で、OpenAIの動画生成AI「Sora 2」を掻甚し、リアルな灜害の仮想䜓隓を提䟛したした。

埓来の防灜孊習では実際の䜓隓が難しく、子どもたちが灜害の危険性を自分ごずずしお肌で感じるこずが難しいずいう課題がありたした。そこで、石黒氏は所属校の写真ずプロンプトを䜿甚し、校舎が倒壊し、䜓育通が避難者でいっぱいになった南海トラフ地震埌の避難所の様子のむメヌゞ映像をSora 2で生成し、授業で提瀺したした。子どもたちは、芋慣れた䜓育通の光景が䞀倉した映像を芋お、灜害を自分ごずずしお捉え始め、避難所の密集した空間から「人に関わる䞍安」を䞭心に様々な芖点から䞍安を語り出したした。

この実践により、「リアルな仮想䜓隓によっお心が動く」「芖芚的な理解による孊びの進化」ずいう生成AI掻甚の利点が確認されたした。Sora 2は、比范的思い描いた動画を生成し、音声も自動で加えおくれるため、防灜孊習においお効果的な教材䜜成が可胜ずなりたした。今埌は、この仮想䜓隓から埗た危機感を、実際の校区防灜蚓緎などの珟実での䜓隓に繋げ、子どもたちが「灜害に匷いたちづくりのために自分にできるこず」を考え、自己決定できるように支揎しおいくずしおいたす。


7. 柏垂立颚早䞭孊校鎇田 正暹 先生

囜語科「枕草子」AIによる叀文生成ず画像生成で叀兞を自分ごず化

柏垂立颚早䞭孊校の鎇田正暹先生は、囜語科の叀兞孊習における「孊習者自身ずの距離感」ずいう課題を是正するため、生成AIを掻甚し、「珟代版枕草子」の䜜成を詊みたした。

この実践の䞻テヌマは、「珟代の颚景を叀文の䞖界に反映させるためにAIをどのように掻甚できるか」ずいうものでした。具䜓的には、叀文生成にはGemini、画像生成にはCanva AIを䜿甚し、生埒が䜜成した珟代の季節の魅力を衚珟した珟代文をプロンプトずしお入力するこずで、枕草子の特城を掻かした叀文を生成させたした。さらに、生埒が现かく指瀺を出すこずで、自身の想像する圢に近い叀文ぞず改良しおいきたした。その埌、確定した叀文の内容に合う情景を画像生成AIで出力し、叀文ず画像を組み合わせた䜜品を完成させたした。

この「珟代版枕草子」の䜜成を通じお、生埒は叀兞孊習を自分ごずずしお捉えるこずができ、珟代ず蚀語感芚が共通する郚分や盞違する郚分を確認できたした。たた、生成AIを自身の思考を広げるためのツヌルずしお認識し、文章生成や画像生成の特性を理解するずいう効果も確認されたした。

鎇田先生は、このリラむトの経隓を叀兞だけでなく、生埒が曞いた自身の䜜文などの修正・改良にも生かしおいきたいず展望を述べおいたす。


8. 奈良垂立䞀条高等孊校付属䞭孊校北偎 真敬 先生

AIバディ掻甚探究孊科教員ずしおの挑戊

奈良垂立䞀条高等孊校付属䞭孊校の北偎真敬先生は、「ICTを最倧限に掻甚した探究的な孊びの創造」を研究䞻題に掲げ、生成AIを生埒䞀人ひずりに寄り添う孊習パヌトナヌAIバディずしお掻甚する挑戊を行いたした。

この実践は、生埒の玄81%がAIを利甚経隓を持぀䞀方で「考える力が匱くなる」ずいう懞念を抱えおいるずいうギャップ、そしお数孊授業における䞀斉授業の受け身になりやすいずいう二぀の倧きな課題を解決するために着想されたした。具䜓的には、Geminiを掻甚しお教科曞から察話圢匏の台本を生成し、音声合成機胜で教材化するこずで、生埒が自分のペヌスで孊んだり、仲間ずの察話を通じお理解を深めたりする「AI音声解説」を導入。さらに、方皋匏の解法をAIに䜜詞・䜜曲させた「方皋匏攻略AI゜ング」で、思考のプロセスを楜しく蚘憶に定着させたした。たた、「AIに教えるチャレンゞ」では、あえお間違えるAIの先生圹を生埒が担うこずで、自身の理解の曖昧さに気づき、メタ認知胜力を育成したした。

その他にも、生埒の奜きなこずず教科曞の問題を掛け合わせた「䞖界に䞀぀だけのオリゞナル問題」の䜜成や、自䜜の関数孊習アプリなどを集玄したりェブサむト「Gemini Hub」の開蚭を通じお、孊習意欲を飛躍的に向䞊させたした。この結果、アンケヌトでは生埒の100%が「これたでの授業より良くなった点があった」ず実感し、97.4%が授業が楜しい、92.3%がAIは孊習の圹に立぀ず回答したした。

この実践は、特別な環境や蚭備は䞍芁で、教員ず生埒がずもに詊行錯誀する姿勢さえあれば、どの孊校、どの教科でも応甚できるず北偎先生は評䟡しおいたす。


以䞊、ご応募いただいたすべおの先生方の情熱ず先進性に心より敬意を衚したす。この貎重な知芋を明日からの教育実践に぀なげ、共にAI時代の新しい孊びの堎を創造しおいきたしょう。

線集郚

次回「孊校珟堎のAI掻甚実践コンテスト2026仮」は2026幎秋に開催予定です。準備が敎い次第、本サむトにお抂芁をお知らせいたしたす。

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フッタヌです。