小1国語「かたかなを みつけよう」京女式板書の技術

今回の教材は、「かたかなを みつけよう」です。本単元では、かたかなを正しく書いたり、言葉を見付けたりすることを学びます。そのため、「ア・イ・ウ・エ・オ」を正しく書いたり、身の回りの言葉を見付けたりして、かたかなを正しく理解できるような板書の工夫を紹介します。
監修/元京都女子大学教授
元同附属小学校校長・吉永幸司
執筆/京都女子大学附属小学校教諭・松下祐子
教材名 「かたかなを みつけよう」(光村図書出版)
目次
単元の計画(全2時間)
- 「ア・イ・ウ・エ・オ」を正しく書いたり、言葉を見付けたりする。
- 教科書の唱え歌を読み、身の回りのかたかなの言葉を書く。
板書の基本
〇ひらがなの指導は1学期の国語科授業で大切にしてきました。上巻の教科書には、繰り返しひらがな指導の機会がありました。一方、かたかなの指導は教科書では、それほど丁寧に時間を設ける内容にはなっていません。教材「かたかなを みつけよう」は、数少ないかたかな指導の始まりです。
〇教材は、コップ・サラダ・ジャムなど、生活の中で見聞きしている名前を挙げて、親しませることを目的としています。しかし、指導の時間数は少ないとはいえ、丁寧に指導することは国語力の基礎として大事だと考え、板書を次のように工夫しました。
・ひらがなと同じようにかたかなも五十音あること。
・正しい文字の書き方を覚えることが大事な勉強であること。
・かたかなとひらがなでは違うところがあるということ。
これらのことは、1時間の授業で習得させることを目的にせず、教室に掲示することで、これからのかたかなの言葉との出合いの場で役立つようにしたいと考えました。