小5らくらくUnit 6「What would you like?」⑨【モトヨシ先生のスライドde外国語】
パワーポイント教材を映すだけで授業を進められる「モトヨシ先生のスライドde外国語」。今回は、NEW HORIZON Elementary English Course 5 Unit 6「What would you like? ~ていねいに注文したり、値段をたずねたりしよう~」第9時(友達のオリジナル店で学習した英語を活用して、ていねいな表現で注文をしよう!)の授業案です。本好利彰先生が作成したパワーポイント(スライド)教材1つで、外国語の授業をらくらくクオリティアップ!
執筆/福島県公立小学校教諭・本好利彰
監修/拓殖大学教授・居村啓子
目次
スライドは学級の実態に合わせて修正して使いましょう
小学5年生の「NEW HORIZON Elementary English Course 5」のUnit 6「What would you like? ~ていねいに注文したり、値段をたずねたりしよう~」全9時の9時目の授業の流れです。本時も、私が作成したパワーポイント(スライド)を使った授業を紹介します。学級の実態に合わせて修正し、活用してください。
パワーポイント(スライド)を使った授業の進め方
この記事の最後で、パワーポイントのファイルをダウンロードできるようになっています。必要な教師の発話やイラスト、音源などを挿入してあり、この資料を使うことで1時間の授業を行うことができるように作成してあります。このスライドを活用して、クリックしながら授業を進めてみてください。
- クリックでスライドを進めるだけで、スムーズに授業を行えます。
- デジタル教科書を使用する場合は、パワーポイントから切り替えてください。
目標と授業の流れ
○単元のゴール
友達のオリジナル店に行き、ていねいに注文したり、値段をたずねたりしよう。
○本時の目標
友達のオリジナル店で学習した英語を活用して、ていねいな表現で注文をしよう!
【聞くこと】
●知識・技能
〈知識〉
・What would you like? I’d like ~. It’s ~ yen. およびその関連語句などについて理解している。
〈技能〉
・丁寧な表現を使って注文したり、会計したりすることなどについて、聞き取る技能を身に付けている。
●思考・判断・表現
・相手のことをよく知るために、丁寧な表現を使って注文したり、会計したりすることなどについて、短い話の概要を捉えている。
●主体的に学習に取り組む態度
・相手のことをよく知るために、丁寧な表現を使って注文したり、会計したりすることなどについて、短い話の概要を捉えようとしている。
・外国語の背景にある文化に対する理解を深めるために、日本在住の外国出身の人について、短い話の概要を捉えようとしている。
【読むこと】
●知識・技能
〈知識〉
・アルファベットの活字体の大文字・小文字について理解している。
〈技能〉
・アルファベットの活字体の大文字・小文字を識別したり、その名前を発音したりする技能を身に付けている。
【話すこと】やりとり・発表
●知識・技能
〈知識〉
・What would you like? I’d like ~. It’s ~ yen. およびその関連語句などについて理解している。
〈技能〉
・丁寧な表現を使って注文したり、会計したりすることなどについて What would you like? I’d like ~. It’s ~ yen. およびその関連語句などを用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合う技能を身に付けている。
●思考・判断・表現
・自分のことを伝え相手のことをよく知るために、丁寧な表現を使って注文したり、会計したりすることなどについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合っている。
●主体的に学習に取り組む態度
・自分のことを伝え、相手のことをよく知るために、丁寧な表現を使って注文したり、会計したりすることなどについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合おうとしている。
・外国語の背景にある文化に対する理解を深めるために、地域の特産物について、簡単な語句や基本的な表現を用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合おうとしている。
【書くこと】
●知識・技能
〈知識〉
・アルファベットの活字体の大文字・小文字について理解している。
〈技能〉
・アルファベットの活字体の大文字・小文字を書く技能を身に付けている。
○言語材料
(表現)What would you like? I’d like ~. How much is it? It’s ~ yen. など
(語彙)デザート(cakeなど)、味など(bitterなど)、食べ物(riceなど)、数(oneなど)
本時の流れ(例)
- 挨拶
- 単元のゴール、本時のめあての確認
- 値段の計算
- 友達のオリジナル店で買い物しよう!2(3人でのやり取り)
- ふり返り
- 次時の連絡
各活動の流れ
①挨拶
元気に挨拶をして、What ○○ do you like? Are you ~? Do you ~? Can you ~? などの既習の簡単な質問をしてみましょう。1時目に紹介したクリスクロスという活動を取り入れてもよいと思います。
②単元のゴール、本時のめあての確認
単元のゴール、本時のめあてを確認しましょう。
③値段の計算
前時に行っている値段の計算を行いましょう。本時では、3、4品の合計金額の計算を練習します。詳しくは前時を確認してください。
④友達のオリジナル店で買い物しよう!2(3人でのやり取り)
前時と同じように、オクリンクを活用してオリジナル店での買い物の言語活動を行います。
前時と本時で違う点は、3人でやり取りを行うことです。これまでに What would you like? What do you want? の違いを考えたり、リスニング活動などの音声でそれらの表現に慣れ親しむ活動を行ったりしてきました。本時では、3人の役割は店員1人と友達2人(1人は“はずかしがりやな小学生”というキャラクター設定です(笑))で行います。そこでは What would you like? と What do you want? の使い分けが必要になります。教師のデモンストレーション動画をスライドに入れてあるので、参考にしてください。
前時と同じように、言語活動の流れは、<前半の活動→中間指導→後半の活動>です。教師は、前半の活動で見取ったことを中間指導で指導します。後半の活動では、その変容を評価しましょう。
3人の場合の座席移動は、これまでも行ってきましたが、以下のスライドのようにすると常に3人の組み合わせが入れ替わるので参考にしてください。
⑤ふり返り
本時の学習をふり返り、全体で共有しましょう。
⑥次時の連絡
次時は Check Your Steps ②の活動を行います。「地域のおすすめを紹介しよう」と題して、オリジナル店を開店する活動です。どんなお店を紹介したいかを考えてくるように伝えましょう。
※Check Your Steps ②の記事はありません。
居村啓子(いむらけいこ)
拓殖大学外国語学部英米語学科教授。言語学博士。児童図書出版社、児童英語教育機関勤務、立教大学異文化コミュニケーション学部助教、上智大学言語教育研究センター嘱託講師を経て現職。2020年よりNHKラジオ「小学生の基礎英語」講師を務める。研究テーマは「子どもの第二言語習得」、「フレーゾロジー」。
本好利彰(もとよしとしあき)
福島県公立小学校教諭。福島県小学校・中学校・千葉県小学校教諭を歴任。また地区外国語教育推進リーダーを務める。2018年より拓殖大学外国語学部で「小学校英語教育入門」を担当。2021年東京書籍アドバイザー。 2023年より東京書籍の会員制教育情報サイト「東書Eネット」にて実践事例、指導技術などを連載中。
パワーポイント(スライド)ダウンロード
5年Unit6-9パワーポイント(26スライド)、ワークシート(1点)
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構成/浅原孝子 イラスト/畠山きょうこ・やひろきよみ・横井智美 アニメーション/鶴岡信治 歌・チャンツ/本田有紀子