小５らくらくUnit 6「What would you like?｣④【モトヨシ先生のスライドde外国語】

2024年度教科書改訂に対応した記事もあります。
小５らくらくUnit 6「At a restaurant.｣①【モトヨシ先生のNEWスライドde外国語】

パワーポイント教材を映すだけで授業を進められる「モトヨシ先生のスライドde外国語｣。今回は、NEW HORIZON Elementary English Course 5 Unit 6「What would you like? ～ふるさとメニューを注文しよう～」第４時（３けたの数字の英語での言い方をマスターしよう）の授業案です。本好利彰先生が作成したパワーポイント（スライド）教材１つで、外国語の授業をらくらくクオリティアップ！

執筆／福島県公立小学校教諭・本好利彰
監修／拓殖大学教授・居村啓子

スライドは学級の実態に合わせて修正して使いましょう

小学５年生の「NEW HORIZON Elementary English Course 5」のUnit 6「What would you like? ～ふるさとメニューを注文しよう～」全９時の４時目の授業の流れです。本時も、私が作成したパワーポイント（スライド）を使った授業を紹介します。学級の実態に合わせて修正し、活用してください。

パワーポイント（スライド）を使った授業の進め方

この記事の最後で、パワーポイントのファイルをダウンロードできるようになっています。必要な教師の発話やイラスト、音源などを挿入してあり、この資料を使うことで１時間の授業を行うことができるように作成してあります。このスライドを活用して、クリックしながら授業を進めてみてください。

• クリックでスライドを進めるだけで、スムーズに授業を行えます。
• デジタル教科書を使用する場合は、パワーポイントから切り替えてください。

目標と授業の流れ

○単元のゴール
友達のオリジナル店に行き、ていねいに注文したり、値段をたずねたりしよう。
○本時の目標
３けたの数字の英語での言い方をマスターしよう。

○言語材料
（表現）What would you like? I’d like ～. How much is it? It’s ～ yen. など
（語彙）デザート（cakeなど）、味など（bitterなど）、食べ物（riceなど）、数（oneなど）

本時の流れ（例）

1. 挨拶
2. 単元のゴール、本時のめあての確認
3. デジタル教科書 Let’s Watch and Think
4. Over the Horizon
5. スネーク＆ラダー２
6. 値段の言い方
7. デジタル教科書 Let’s Listen ②
8. Let’s Try ③（やり取り）
9. デジタル教科書 複数文字の書き取り（小文字）
10. ふり返り

各活動の流れ

①挨拶

元気に挨拶をして、What ○○ do you like? Are you ～? Do you ～? Can you ～? などの既習の簡単な質問をしてみましょう。１時目に紹介したクリスクロスという活動を取り入れてもよいと思います。

②単元のゴール、本時のめあての確認

単元のゴール、本時のめあてを確認しましょう。

③デジタル教科書 Let’s Watch and Think（P55）

デジタル教科書の Let’s Watch and Think の料理と国旗を線でむすぶ活動です。

リスニングの前に、国名を全体で発話しましょう。また、ポーランドの場所を地図で確認することもできます。スライドを準備してあるので、活用してください。３つの国の食べ物について知ったところで、次に Over the Horizon の「世界の食文化について考えよう」を扱います。

④Over the Horizon (P60)

デジタル教科書の Over the Horizon を行います。<Do you know?> 「どんな料理があるかな」に取り組ませましょう。パエリアやビーフンなど、Do you know パエリア ? などと児童とやり取りができるといいですね。また、それぞれの食べ物を紹介しているYouTube動画のリンクを挿入してあるので、活用してください。

視聴後は What do you want to eat? などの質問をすることができます。Over the Horizon では、児童と英語でやり取りする機会を意図的に設けて進めることを大切にしましょう。

⑤スネーク＆ラダー２

本時の最後にデジタル教科書のLet’s Listen ②ができるようにがんばろう！　と伝えて、３けたのスネーク＆ラダーに取り組ませるとよいでしょう。

スネーク＆ラダーのルールは前時と同じです。詳しくはこちらから確認してください。数字が３けたになるので、難しいと感じてしまう児童もいるかもしれないので、スライドを活用して適宜全体で発話を行ってから進めるとよいでしょう。場面や設定を明確にしてターゲットセンテンスを活用させながら、児童が自然と英語を身に付けていくことも大切ですが、このように数字を学習する場合は、ゲーム性をもたせて学習を進めたほうが効果的です。

座席を移動する際に以下のスライドを提示して、児童になぜスネーク＆ラダーを行っているかを聞いてみましょう。そこで単元のゴールや本時のめあてを意識できているか確認することができます。また、何も考えずにスネーク＆ラダーを行っていた児童は、スライドを見ることで意識することができるようになります。

⑦値段の言い方

前時に行っている活動です。スライドを準備してあるので、テンポよく進めていきましょう。

⑦デジタル教科書 Let’s Listen ②

本時のはじめに提示していたリスニングの課題を行いましょう。デジタル教科書の音声に児童がついていけないと判断した場合は、教師やALTが再度、ゆっくりと英文を読みましょう。児童の様子を見取りながら行うことが大切です。

⑧Let’s Try ③（P57）（やり取り）

Picture Dictionary P8～9 のメニューを見ながら、友達とペアで料理の値段を尋ね合います。前時にも行っているので、詳しくはこちらで確認してください。前時に引き続き、この活動を児童同士で行い、｢できた」という達成感を味わうことができるといいですね。

⑨デジタル教科書　複数文字の書き取り（小文字）（P93）

３文字の小文字アルファベットを続けて聞いて書く活動です。音声を録音してあるのでそのままお使いください。前時は sqv、utrの６文字でした。本時はxzh、jwyの３文字×２の書き取りをします。実態に応じて複数回聞かせたり、Picture Dictionary P42 を開かせて児童がアルファベットを参考にできるように手立てを講じたりしましょう。

⑩ふり返り

本時の学習をふり返り、全体で共有をしましょう。

※前時と本時は学級の実態によっては１時間で行うこともできます。学級の学習状況に合わせて判断してください。

居村啓子（いむらけいこ）
拓殖大学外国語学部英米語学科教授。言語学博士。児童図書出版社、児童英語教育機関勤務、立教大学異文化コミュニケーション学部助教、上智大学言語教育研究センター嘱託講師を経て現職。2020年よりNHKラジオ「小学生の基礎英語」講師を務める。研究テーマは「子どもの第二言語習得｣、｢フレーゾロジー｣。

本好利彰（もとよしとしあき）
福島県公立小学校教諭。福島県小学校・中学校・千葉県小学校教諭を歴任。また地区外国語教育推進リーダーを務める。2018年より拓殖大学外国語学部で「小学校英語教育入門」を担当。2021年東京書籍アドバイザー。 2023年より東京書籍の会員制教育情報サイト「東書Eネット」にて実践事例、指導技術などを連載中。

パワーポイント（スライド）ダウンロード

５年Unit6-4パワーポイント（44スライド）、ワークシート（１点）

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構成／浅原孝子　イラスト／畠山きょうこ・やひろきよみ・横井智美 　アニメーション／鶴岡信治　歌・チャンツ／本田有紀子