小一図工 自然の材料で動物づくり
校庭や学校周辺には、色とりどりの落ち葉や木の実を見かける季節です。落ち葉や木の実をたくさん使っておしゃれな動物を作り、キャンバスは土の上、草の上など、自然を生かせる場所にして、「どうぶつたちがかくれんぼ」の作品を作りましょう。
執筆/授業力&学級づくり研究会

目次
タイミングを考えて材料集め
用意するもの:落ち葉・木の実・枝・石 など
材料はあればあるほどよいです。学校内だけでなく、家の近くで材料を集めさせてもよいでしょう。また、葉が色づき始めるタイミングを逃さないことが素敵な作品に仕上げるコツです。集めた材料は日が経つと変色したり乾燥したりして、イメージしたものが作れなくなってしまうこともあります。材料を集める期間はできるだけ短いほうがよいでしょう。
材料を組み合わせて動物づくり
材料を組み合わせて動物を描いていきます。一人一人が自分の好きな動物を描いてもよいですし、グループで作品を仕上げることで、協力し合います。子どもたちは作品を近くから見て製作することになります。すると、細かい部分ばかり気になってしまいがちです。時々、立って遠目から作品を確認するように声をかけるとよいでしょう。
応用編として、グループのみんなで協力して落ち葉や枝などで背景を作り、子どもたちが絵の中に入り込む作品を作っても面白いです。この場合は、大きめの材料が必要なので、教室にあるものなどを活用してもよいでしょう。また、子どものうちの一人が背景の一部となって作品を完成させる方法もあります。

『小一教育技術』2017年11月号より