小2国語「どうぶつ園のじゅうい」京女式板書の技術

今回の教材は、「どうぶつ園のじゅうい」です。この単元の学習活動は、「筆者の仕事について、考えたことや気付いたことについて文にまとめる」ことです。そのなかの「いつ」「動物の名前」「筆者の仕事」を表にまとめる授業を紹介します。表にまとめるために文探しや文選びをするための手がかりになる板書の工夫を紹介します。表のワークシートはダウンロードできますので、ぜひ活用ください。
監修/京都女子大学附属小学校特命副校長・吉永幸司
執筆/京都女子大学附属小学校教諭・松下祐子
教材名 「どうぶつ園のじゅうい」(光村図書)
目次
単元の計画(全12時間)
1・2・3 学習の見通しをもち、おおまかな内容を捉える。
4・5 「いつ」「どうぶつの名前」「ひっしゃのしごと」を表にまとめる。
6・7 獣医と飼育員の仕事を比べ、獣医の仕事の工夫について考える。
8・9 「ひっしゃのしごと」を2つに分け、仕事の理由を考える。
10・11 「考えたこと」「気付いたこと」を文にまとめる。
12 グループで考えたことを伝え合う。
板書の基本
〇教材「どうぶつ園のじゅうい」では、「じかんをあらわすことばに気をつけて読みましょう。」と学習の手引きで示されています。
具体的には、ノートの例を次のように示しています。
簡単に見える表です。しかし、文章を表にまとめるという活動は、2年生の子供には難しいと考えました。板書では、「表がどのようにして作られたか」を理解させることを目的にしました。
〇段落ごとに、何が書いてあるのかを考えさせることを大事にしました。第1段落は、「わたしは、どうぶつ園ではたらいているじゅういです。」の文章から始まります。手引きを参考にして、表の項目「いつ」「どうぶつの名前」「ひっしゃのしごと」を指導しました。これは、表を作る目的を理解させるという意図です。