小5外国語 Unit 7「Welcome to Japan.」指導アイデア①

文部科学省視学官の監修による、小5外国語科の授業案です。1人1台端末を活用した活動のアイデアも紹介します。今回はNEW HORIZON Elementary 5 Unit 7 「Welcome to Japan. おすすめの日本文化を紹介しよう」の単元の第1時~第4時を扱います。
執筆/高知県教育委員会中部教育事務所指導主事・山地里理
監修/文部科学省視学官・直山木綿子
監修/高知県教育委員会事務局指導主事・江渕由紀
目次
単元と活動
Welcome to Japan. おすすめの日本文化を紹介しよう(NEW HORIZON Elementary 5 Unit 7)
単元の目標
ALTに日本文化についてよく知ってもらうために、四季折々の日本文化や地域の行事などについて、伝えようとする内容を整理した上で話したり、例文を参考に、音声で十分に慣れ親しんだ語句や表現を用いて書いたりすることができる。
単元の評価規準
●知識・技能
〈知識〉
季節や日本文化等に関する語句や、We have ~. You can enjoy ~. It’s ~. の表現について理解している。
〈技能〉
四季折々の日本文化や地域の行事などについて、季節や日本文化等に関する語句や、We have ~. You can enjoy ~. It’s ~. を用いて、考えや気持ちなどを話す技能を身に付けている。
●思考・判断・表現
相手によりよく分かってもらえるように、四季折々の日本文化や地域の行事などについて、考えや気持ちなどを話している。
●主体的に学習に取り組む態度
相手によりよく分かってもらえるように、四季折々の日本文化や地域の行事などについて、考えや気持ちなどを話そうとしている。
●知識・技能
〈知識〉
季節や日本文化等に関する語句や、We have ~. You can enjoy ~. It’s ~. の表現について理解している。
〈技能〉
四季折々の日本文化や地域の行事などについて、季節や日本文化等に関する語句や、We have ~. You can enjoy ~. It’s ~. を用いて、考えや気持ちなどを書く技能を身に付けている。
●思考・判断・表現
相手によりよく分かってもらえるように、四季折々の日本文化や地域の行事などについて、音声で十分に慣れ親しんだ語句や表現を用いて、考えや気持ちなどを書いている。
●主体的に学習に取り組む態度
相手によりよく分かってもらえるように、四季折々の日本文化や地域の行事などについて、音声で十分に慣れ親しんだ語句や表現を用いて、考えや気持ちなどを書こうとしている。
教材
- 『NEW HORIZON Elementary 5』(児童用テキスト・デジタル教材)
- ワークシート
- ポスター
- 振り返りカード
授業のポイント
単元はじめに、日本に新しく来たALTに、ALTの母国では季節ごとにどのようなことをして楽しんでいるのか紹介してもらうことを受けて、単元ゴールでは、ALTがこれから日本で生活することが楽しみになるように、季節ごとのポスターを使っておすすめの日本文化について紹介することを設定しています。外国と比較しながら四季折々の日本の年中行事などについて考えることで、日本にしかないものや、日本の魅力に気付かせ、自分が紹介したい日本の文化について、「ALTに何とかして伝えたい」という意欲を引き出したいと考えています。
日本のことを外国語で伝える活動を繰り返していく中で、文化的背景の違いを意識しながら、相手意識をもってコミュニケーションを行おうとする態度を育成したい単元です。「自分が紹介したいことを伝えられた」で終わらず、相手意識をもった双方向のコミュニケーションとなるように、児童同士でお互いの発表を見合ったり、もっと相手に魅力が伝わるようにするには、どのような内容や構成、話し方にすればよいか、アドバイスし合ったりするなど、児童同士で高め合って、よりよい発表につなげていきましょう。