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イベント「教員のための博物館の日2019」続々開催 授業づくりのヒントも満載! 

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「教員のための博物館の日」を知っていますか? 毎年夏、全国各地の博物館で開催されている教員向けのイベントです。博物館の学習的価値を先生方に知ってもらうために、まずは先生自身に博物館を体験してもらおう!との狙いがあります。様々なスペシャルプログラムが開かれるほか、 常設展示を無料で見られるなどの特典もあるので、ぜひ参加してみてはいかがでしょう?
まだ今から間に合うイベントも記事の最後に紹介しています。

本記事では、7月26日に開催された東京上野の国立科学博物館(通称「かはく」)の体験イベントの模様を編集部がレポートいたします。

教員のための博物館の日2019

教員のための博物館の日とは?

そもそも、「教員のための博物館の日」って一体なんでしょう? 国立科学博物館公式ホームページによりますと・・・。

博物館には、学校の授業に役立つ学習資源がたくさんあります。教員のための博物館の日は、学校の先生に「博物館に親しみを持ってもらうこと」、「博物館の学習資源を知ってもらうこと」を目的としたイベントです。子どもたちに科学の不思議さ、楽しさ、学ぶ喜びを感じてもらうために、まずはその教育を担う先生方に是非博物館を楽しんで頂きたいと思っています。

(公式HPより)

参加資格は?

幼稚園、保育所、認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、高等学校、特別支援学校、高等専門学校、その他、教育関係者、博物館関係者、教員志望の学生・・・教育関係の人なら無料で参加できます(開催館により異なります)。

実演プログラム「骨ほねウォッチング」

教員のための博物館の日2019「骨ほねウォッチング」
パズルのような人体骨格標本の組み立てに、会場は沸き立ちました

はじめに、学校団体向けの「かはくスクールプログラム」の実演プログラムに参加してみました。記者が受講したのは、 人体骨格標本(レプリカ)を組み立てる体験学習プログラム「骨ほねウォッチング」です。

2つのグループに分かれて、 バラバラになった骨を正しい形に並べて組み立てていきます。背骨や肋骨などは、ひとつのパーツになっており、大きな骨を組み合わせていくだけなので、最初は簡単かなと思ったのですが……、腕の骨の上下とか、骨盤の向きはどちらかとか、やってみるとかなりの難易度。そういうときは関節部分のおさまり具合などを確認すると、どの向きで組み立てるかがわかるんですね。

教員のための博物館の日2019「骨ほねウォッチング」
骨盤はどうなっているのかな?

グループでワイワイ楽しく並べ終わったところで、完成した状態の骨格模型が出てきて、見ながら答え合わせ。両グループとも、ほぼ正解でした!

人体骨格の組み立てのあとは、骨格間違いさがしクイズなどを楽しみながら、人間や動物のからだの仕組みについて実感をもって学んでいきます。

そうして、「それでは、館内に展示されている様々な標本を実際に見てみましょう」と講座が終了します。 ダイナミックな剥製の展示に「すごーい!」と関心をもつだけでも素晴らしいことですが、このプログラムに参加したことで、さらに一歩踏み込んだ思考を始めることができます(ほ乳類と鳥類の剥製が群居する常設展示は圧巻です。記者は初めて見て驚きました!)。

記者は、このプログラムの受講後、鶏の手羽先を見て骨の形が気になるようになってしまいました。探究心がむくむくと育った体験プログラムだと実感させられました。

「かはくスクールプログラム」 は他に、「鳥のくちばしのひみつ」「博物館のお仕事インタビュー」「かはくたんけん!」があります。こちらも興味深いです!

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