小1算数「あわせていくつ」指導アイデア(1/2時)《合併の場面の加法の計算》
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執筆/埼玉県さいたま市立大谷場中学校教諭・西村良平
監修/文部科学省教科調査官・笠井健一、浦和大学教授・矢部一夫
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目次
単元の展開
第1時(本時) 2つの数量の合併の場合について、加法の意味や式の表し方を理解する。
▼
第2時 合併の場面を加法の式に表し、答えを求めることができる。
本時のねらい
ブロック操作や言葉を用いて、合併の場面を加法として捉えさせる。
評価規準
合併の場面について、ブロック操作や言葉を用いて、解決過程を説明している。
本時の展開
(さしえ②を みて)すいそうに きんぎょは なんびきいるでしょうか。
挿し絵①は、何をしているのでしょうか。
①の左の絵は、お皿に2個と1個のクッキーを入れています。
①の右の絵は、じゃがいも掘りかな。2人でかごに4個入れています。
数えると、クッキーは全部で3個だね。
じゃがいもは全部で4個ね。
では、挿し絵②を見てください。
金魚を水槽に入れるところだね。
あれ、「はてな」があるよ。
水槽に、金魚はなん匹いるでしょう。
数えないと分からないんじゃないかな。
水槽の中には、きっと5匹いるよ。
え、見えないのに5匹と分かるのですか。本当に5匹になるか、確かめましょう。
水槽の中の金魚がなん匹なのか、確かめましょう。
見通し
水槽と金魚の絵を描いて確かめよう。
算数ブロックを使って確かめてみよう。
図(金魚を〇にして)にかいて、確かめられないかな。
自力解決の様子
A つまずいている子
なん匹になるか分からない。
・ブロックを正しく置けない。→ワークシートの金魚の上に、ブロックを置いてみるよう助言する。
・ブロック移動が正しくできない。→2人が金魚を水槽に入れていることを確認し、操作を促す。
B 素朴に解いている子
ブロックの移動が正しくでき、5匹となることが分かる。
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C ねらい通り解いている子
ブロックの移動を、図や言葉を用いて表すことができる。
【図】
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【言葉】
3匹と2匹を合わせて、5匹になります。
学び合いの計画
イラスト/横井智美、やひろきよみ