小1小2の思い出に残る学級納めアイデア5選

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この1年間の思い出をふり返り、成長を感じることのできる学級納めのアイデアを紹介します。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・木村綾子

思い出に残る学級納めのアイデア5選
写真AC

「よかったね」と言える締めくくりに向けて

1年間のまとめをする年度末です。「○○ができなかった」「もっとこうしたかった」ということよりも、子供たちのやってきたことが意味あるものとして捉えられるようにしたいものです。そのためには、教師が意図的に価値付けをしていく必要があります。

また、3月は何かと忙しくなる時期ですので、学級納めの準備は2月から始められるように計画していくのがよいでしょう。

国語科や生活科では、この1年間の思い出をふり返ったり、自分たちの成長を感じたりする内容の学習があります。その学習をしながら発展的な活動にしていくのもよいでしょう。

教科のねらいも達成しながら、学年末に向けて、1年間の自分の成長や学級の思い出をふり返り、思いを高めていくことができます。

①学級文集作り

個人作文とともに、学級ページとして学級の成長が分かるものを入れるとよいでしょう。

どんなものを入れたいかをみんなで話し合って決めることもできます。

学級ページに載せる内容

  • 学級目標&学級のキャラクター紹介
  • 学級の歌
  • みんなの思い出ベスト3
  • 1年間の出来事(学級の足あと)
  • 学級のみんなへメッセージ
  • 今、一番の宝物紹介
  • 「こんな三年生になりたい」
  • 将来の夢
学級文集作りについて話し合う子供たち

②思い出かるた作り

自分たちの学級であった出来事を出し合って、かるたにしていきます。出来上がったら、かるたで遊べる楽しさがあります。

かるたの大きさを工夫すれば、活用方法も変わってきます。ジャンボサイズのかるたにすれば学級全員で行うことができ、手持ちのサイズにすれば個人で1セット持つことも可能なので、家に持ち帰って遊ぶこともできるでしょう。

思い出かるたを作る子

③思い出ソングづくり

自分たちの1年間の出来事、思い出を歌詞にして歌をつくる作業です。

学級の歌がすでにある場合は、その歌の最終章としてつくることもできるでしょう。

新しくつくる場合でも、子供たちがよく歌っていたみんなの大好きな歌にのせて歌詞づくりをしていくと、子供たちもすぐに歌えるようになるでしょう。

歌を歌っている子供たち

④カウントダウンカレンダー作り

学級の人数分のカレンダーを作ります(例えば、25人の学級の場合は、25日前からカレンダーができるイメージ)。

カレンダーに入れる内容は、みんなで相談して決めるとよいでしょう。

<テーマ例>

  • 1年間で一番の思い出
  • クラスのみんなに一言
  • クラスみんなでやって楽しかった思い出  など

出来上がったカレンダーは、めくっていくものでもよいのですが、1枚1枚教室に掲示するようにしていくと、いつでもみんなの作品が見えるのでおすすめです。当日のカレンダーには、目立つように印を付けたり、黒板に貼ったりする工夫ができます。

⑤タイムカプセル作り

よく六年生の活動で見るものですが、ここでは低学年でもできるアイデアをお伝えします。

「このタイムカプセルは、みんなが小学校を卒業するときに開けようね」と言って、そのときに一人ひとりが書いたものや学級の思い出の品(学級のマスコット、学級目標掲示物など)を箱に詰めて、卒業時まで担任が預かるというものです。「タイムカプセル」というネーミングからもわくわくして楽しい活動になるでしょう。

また、担任からのメッセージを内緒で入れておくと、卒業前のサプライズプレゼントにもなるでしょう。

ただし、この活動を行う場合は、事前に考えておかなくてはいけないことがあります。

一つは、卒業時に開けるので、学年で相談し、取り組むときは学年全員で行えるようにしておくことです。

もう一つは、卒業時までの見通しをもっておくことです。例えば、卒業時に担任がその学校にいないこともあるでしょうし、途中で転校する子も出てくるでしょう。そのときに、対応する職員が困らないようにしておきましょう。

また、保管のしかたについても考えておく必要があります。

ただ、「楽しそう」だけで活動を始めずに、校長をはじめとした周りの教職員と相談しながら進めていきましょう。

タイムカプセルを作る子たち

このようなことに取り組むと、作品を仕上げることだけに意識がいってしまいがちですが、活動を通して、子供たち自身がこの1年間をふり返り、「みんなでやってきたから楽しかったんだね」「僕たち、こんなにできることが増えたんだよ」と、自分たちの成長に気付いてもらうことが大切です。

そのために、教師は活動の過程でもしっかりと価値付けし、子供たちと共有していく必要があります。

イラスト/佐藤雅枝

『教育技術 小一小二』2021年2月号より

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