二学期の個人面談のポイント
二学期の個人面談のポイントを解説します。しっかりと準備をし、有意義な時間にしましょう。
執筆/東京都公立小学校主任教諭・小田友美
目次
コロナ下だからこそしっかり準備を
個人面談は、担任や専科の先生にとって、保護者としっかり話ができる貴重な機会です。とくに今年度は、感染予防のため、授業参観や保護者会が中止になるなど、保護者と接する機会が少なくなってしまった学校が多いでしょう。保護者にとっても、学校に行く機会が減り、学校での子供の様子が分からず不安を感じている方もいるはずです。しっかりと準備をし、有意義な時間にしたいものです。
日程の希望調査は一か月前には取り、二週間前までには、決定した日程を連絡しましょう。日程を配付した後、保護者による都合で変更する場合は、保護者間で行ってもらうとよいでしょう。
個人面談で話す内容
- 学校での学習面や生活面のよいところ
- 学校での学習面や生活面の課題
- 家庭での様子
保護者が最も知りたいことは、学校での子供の様子です。普段の様子をよく観察し、事前に情報を集め整理しておきましょう。
面談では子供のよいところと課題はそれぞれしっかり伝えましょう。保護者は子供のよいところや成長したことから話を始めてもらうと、その後課題について話をされても、受け入れられる傾向にあります。
机の配置と座る位置の例
個人面談のポイント
時間を守ろう
次の人を待たせないように気を付けます。
礼儀や服装に配慮しよう
あいさつや清潔感に気を配りましょう。
よい聞き手になろう
相づちを打ったり、視線に配慮したりして話します。
調整時間を取ろう
時間がずれてしまうことが多いので、全ての時間を埋めずに、間に調整する時間を入れましょう。
イラスト/山本郁子
『教育技術 小三小四』2020年10月号より