小4国語「パンフレットを読もう」京女式板書の技術

教材「パンフレットを読もう」の目標は、「知りたい情報を得るために、パンフレットをどのように読めばいいか考える」です。身の回りのパンフレットがどんな作りになっているかを知り、どんな読み方をすればよいかを考えます。そのため、本時では、教科書124・125ページのパンフレット例を全員で読み、パンフレットの特徴が視覚的に分かるような板書の工夫を紹介します。
監修/元京都女子大学教授
元同附属小学校校長・吉永幸司
執筆/京都女子大学附属小学校教頭・砂崎美由紀
単元名 生活の中で読もう
教材名 「パンフレットを読もう」(光村図書出版)
目次
単元の計画(全2時間)
- 「パンフレットを読もう」を読み、学習の見通しをもつ。
読みたいことをはっきりさせるために読む。 - 自分で見付けたパンフレットを、読みたいことを見付けて読む。
板書の基本
〇授業が始まる前に考えること
学習の前に、子供たちに「いろんなパンフレットを集める」ように伝えます。教師も駅や商店街、公民館や図書館などにあるパンフレットを集めておきます。学習の中で、パンフレットの特徴や工夫に着目させるため、パンフレットの大きさ、ページ数、折り方、図、絵、写真、表、地図、文字の色、文字の大きさなど様々なものを集めるようにしました。旅行、映画、図書案内、学校案内、市の広報誌などを集めました。
〇板書計画で考えておくこと
教科書124・125ページのパンフレット例を使って、全員でパンフレットの工夫や特徴を見付ける学習をします。そのため、教科書の拡大コピーを用意します。そのコピーは、「見出し」「ごみ処理の流れの図」など、内容ごとのパーツに切り分けておきます。子供たちが発表した内容のパーツを、黒板に順に掲示していきます。パンフレットに書かれたことをすべて発表すると、教科書と同じパンフレットを黒板に作り上げることになります。ですから、黒板中央にそのパンフレットを位置付けるように掲示します。またパンフレットの周りに、子供たちの言葉を書き込んでいくように、板書計画を考えました。