小３体育「リズムダンス【表現運動】」指導アイデア

特集: 文部科学省教科調査官監修｢教科指導のヒントとアイデア｣

授業改善

2025.06.26

プリント

単元名

乗って・はずんで・みんなで楽しくダンシング

年間計画表　

単元目標

●知識及び技能
リズムダンスの行い方を知るとともに、軽快なリズムに乗って全身で踊ることができるようにする。
●思考力、判断力、表現力等
自己の能力に適した課題を見付け、リズムの特徴を捉えた踊り方や交流の仕方を工夫するとともに、考えたことを友達に伝えることができるようにする。
●学びに向かう力、人間性等
リズムダンスに進んで取り組み、誰とでも仲よく踊ったり、友達の動きや考えを認めたり、場の安全に気を付けたりすることができるようにする。

授業づくりのポイント

①運動の特性

リズムダンスは、自己の心身を解き放して、リズムの世界に没入してなりきって踊ることが楽しい運動であり、互いのよさを生かし合って友達と交流して踊る楽しさや喜びに触れることのできる運動です。

②学習のねらい

授業では、ロックやサンバのリズムでへそ（体幹部）を中心にリズムに乗ったり、体の各部位でリズムをとったりして、全身で即興的に踊ったり、友達と関わり合って楽しく踊ることができるようにします。

③子供の取組

子供は、友達同士で調子を合わせたりかけ合いをしたりすることを通して、動きに変化を付けながら即興的に踊る楽しさに触れることができます。その一方で、リズムの違いを捉えることや、動きに変化を付けることに難しさを感じることがあります。

④指導の手立て

そこで、ロックとサンバを取り上げてリズムの違いを指導したり、友達と見合う活動を取り入れたりして、リズムのとり方や体の各部位の動かし方について、バリエーションを豊かにしていきます。また、全身で弾んで楽しく踊ることができている子供を認め、他の子供にも紹介し、よいイメージを全体で共有していきます。

⑤指導ポイント

ロックやサンバのリズムの特徴を捉え、即興的に踊ることができるようになるためには、称賛の声も必要です。子供のよい動きが見られたときには、教師が率先して声をかけ、よかったポイントを伝えます。また、友達からもよかったポイントを認め合いながら、踊ることの楽しさや喜びに触れることができるようにしていきます。一人一人の子供がリズムダンスの面白さを豊かに味わい、進んでリズムダンスに取り組めるようにしていきましょう。