【生活】授業&活動ネタ特盛りコレクション
二学期前半には、教師と子どもたちの関係、子ども同士の関係をもう一度繫ぎ直し、「もっと学びたい!」という意欲をかきたてる授業や活動づくりが必要です。ここでは、1年生と2年生向けの生活の授業ネタをご紹介します。明日から早速ご活用ください。
執筆/東京都公立小学校教諭・佐々木陽子
目次
ネタ1 アサガオリース
~育てたアサガオのつるでリースを作る~
アサガオの花が枯れて種ができた頃に、つるを使ってリースを作ります。一生懸命に育てたアサガオです。枯れたからと言って、そのまま処分してしまうのではなく、リースとして家に飾っておくとよいですね。
つるは、少し柔らかいうちに使用した方が、パキパキ折れずに使えます。根元をハサミで切ってから1本ずつ、つるを取ります。つるは、絡まっていて取りづらいですが、綺麗なリースを作るためにもゆっくり丁寧に取ります。
つるを全て束ねて輪にします。リボンや針金で縛るとうまくまとまります。家にあるものや百円ショップなどで購入した飾りを接着剤で付けたら完成です。学校公開や参観授業などを利用して保護者も一緒に参加できると、活動がスムーズです。
ネタ2 くじうらボウリング
~ドングリを使った簡単な遊びを楽しむ~
拾ってきたドングリをそのまま使って、くじや占いやボウリングなどの遊びを楽しみます。お店やさんごっこのように、店員とお客さんの担当に分かれます。
遊び方
お客さんは、次の手順でお店を回ります。
① くじのお店:ドングリのくじを引く。
② 占いのお店:引いたドングリに書かれている番号で今日の運勢を占ってもらう。
③ ボウリングのお店:占ってもらったドングリを使ってボウリングをする。
準備
① くじのお店:ドングリに油性ペンで番号を書く。お客さんにドングリを1個取り出してもらうためのティッシュ箱や菓子箱を用意する。用意した箱にドングリを入れておく。
② 占いのお店:ドングリの番号によって占う内容を考えておく。例えば、7番が出たら「今日の運勢はラッキーセブンで大吉。人からほめられることが多いでしょう」と番号ごとに占う原稿を作成しておく。
③ ボウリングのお店:紙コップやトイレットペーパーの芯に折り紙を貼り、ボウリングのピンを作っておく(上写真)。
ネタ3 付箋学習
~付箋を使って「まちたんけん」をまとめる~
「まちたんけん」は、地域の人々や様々な場所に繰り返し関わろうと探検する中で、自分の生活を深めたり広げたりする単元です。春のまちたんけんを振り返り、もう一度行ってみたいという思いを膨らませます。
そこで、地域の地図を簡単に描いたもの、もしくは地図をコピーしたものを配ります。もう一度行ってみたい場所やお気に入りの場所などを付箋に書いて貼ります。ワークシートに書くだけではなく、付箋を使って書いていくことで、楽しく学習に取り組めますし、地図の位置を確認しながら貼ったり、外したりして作業できるのがよい点です。また、緑色は公園、ピンクは公共の施設、水色は民家、黄色はお店などと、付箋の色別にお店や建物の種類分けをすると、分かりやすい地図ができます。
地図を大きくしてグループで取り組むのもお勧めです。友達と地域の話をしながら、「この場所に○○のお店ができたよ」「この公園にまた行きたいね」と学習が広がります。
ネタ4 ぴょんぴょんおもちゃ
身近にあるものを使って、動くおもちゃを作ります。自分が作りたいおもちゃの材料を用意して工夫して動くおもちゃを作る前に、クラス全員で一緒に「ぴょんぴょんおもちゃ」を作ります。
輪ゴムと学校の給食で出される牛乳のパックを利用すれば、すぐに全員分の材料が揃います。
作り方
① 牛乳パックを長方形にハサミで切る。
② 切った長方形を二つに折って、輪ゴムをかける切り込みを両サイドに入れる。
③ 輪ゴムのかけ方や太さ、数などを工夫してみる。
④ ペンで「ぴょんぴょん」と跳ねる生き物を描いて、クレヨンなどで色塗りをしたらできあがり。
二つ折りのパックを裏返しにして、地面に置いたら、数秒で跳ね上がります。
ぴょんぴょん跳ねる生き物は、事前に子どもたちに発表させます。黒板に生き物の写真を掲示したり、イラストを描いたりするとイメージが湧きます。
例
・ぴょんぴょんガエル
・ぴょんぴょんウサギ
・ぴょんぴょんカンガルー
・ぴょんぴょんトビウオ
・ぴょんぴょんバッタ
など
イラスト/terumi
『教育技術 小一小二』2019年10月号より