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【指導計画】4年国語「ごんぎつね」読んで考えたことを話し合おう

2019/8/11

執筆/福岡県北九州市立則松小学校教諭 児玉奈穂美
編集委員/国立教育政策研究所教育課程調査官 菊池 英慈
福岡県北九州市立若松中央小学校校長 大川内英樹

くりの写真(ごんが猟師にあげたもの)

単元で付けたい資質・能力

①言語活動とその特徴

本単元では、物語を読んで考えたことを話し合う言語活動を位置付けます。まず、初読の感想を基に話し合うなかで、学級全体でいくつかの読みの課題を決めます。そして、その課題を解決するために、既習の読みの力を生かして読み取り、叙述を根拠に話し合うことで、作品に対する理解を深めることができるようにします。また、読後の感想をまとめ、話し合うことで、一人ひとりの感じ方に違いがあることに気付き、それを交流する楽しさにも気付かせていきます。

②言語活動を通して付ける資質・能力

文章を読んで、考えたことを発表し合い、互いの考えの共通点と相違点を考えながら話し合うとともに、一人ひとりの感じ方の違いに気付く力を育成します。

③指導のポイント

・読後の感想につながるように、学級全体の課題について話し合った後は、その課題に対する自分の考えをまとめる時間を設定します。
・読後の話合いでは、子供がお互いの感じ方の違いに気付くことができるように、考えが分かれそうなテーマを選ぶように促します。

指導事項…読ウ、エ、オ言語活動…ア

単元の展開(14時間扱い)

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アイディア❶ 既習の読みの力を基に、学習計画を立てる 《主体的な学び》

自分たちが設定した読みの課題をどのように解決していくか―について、これまでの学習方法を基に話し合います。「ちいちゃんのかげおくり」「白いぼうし」「一つの花」などで取り入れた学習方法を想起できるようにします。「ごんぎつね」の課題と照らし合わせながら、どの方法が効果的か話し合いながら決めていきます。なんのためにこの活動をするのかを明確に意識することで、主体的に学習に取り組めるとともに、今後の学習にも生かすことができます。

【予想される子供の読みの課題】

○ごんは、なぜいたずらをしたのか。→ ごんの人柄や気持ちが捉えられます。
○ごんは、なぜつぐないをしたのか。→ 気持ちの変化が捉えられます。
○「ひきあわないなあ」と思ったのに兵十に思いを届け続けようとしたのはなぜか。→ 気持ちの変化とごんの願いに迫れます。
○兵十は、なぜごんを撃ってしまったのだろうか。→ ごんの気持ちは変化していたが、兵十のごんへの気持ちは一場面から変化していなかったことに気付くことができます。

※課題がそのまま子供の感想から出てこないこともあります。「かわいそう」「悲しい」という言葉で出てきた場合は、「なぜ」「どういうところから」と返すことで、「兵十から撃たれて」「思いが届かなくて」という言葉を導き出すことができます。
そこで、「なぜ、兵十は撃ってしまったのだろう」「なぜ思いが届かなかったのだろう」と問うことで、子供のなかにも、疑問が生まれてきます。
「ごんの気持ちは届いたのか」というのも、みんなで考えたいことの1つです。意見が割れるところなので、ここでは最後の交流のテーマとします。

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既習の学び方は、模造紙などに書いて、掲示しておくとよいでしょう。子供はそれを確認しながら、本単元の課題と照らし合わせて、学習方法を考えていけます。その際、各単元の最後に明記されている「たいせつ」の内容も一緒に確かめておくと、より効果的です。また、なかなか子供から解決方法が出ない場合は、さまざまな学習方法とその効果を提示していくことも教師の大事な役割です。

本単元では最終的に、各自が読み取ったことを基にしたグループでの話合いを計画しています。その時々の自分の考えを忘れないように書きためておくと、抵抗なく読後の感想がまとめられます。学習を進めていく際に、子供から新たな問いが生まれることもあります。その場合、すぐに話し合える問いならば時間内に、読後の話合いのテーマになりそうな場合はとっておいて、自分なりの考えを書いておくなどの手立てをとるようにしましょう。

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