体育授業が安定する!最初に決めておきたい「学年共通ルール」【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント#2】

体育のマネジメントをする上で大事なこと。それは、活動の目的やきまりの理由を子どもたちと共有し、共通理解をつくることです。これは授業中だけに限ったことではありません。授業の前後のきまりもぜひ、整えておきましょう。特に「移動の仕方」や「服装のルール」などが学級ごとに違っていると、子どもたちが混乱し、思わぬトラブルにつながることがあります。今回は、こうした体育授業の前後で大切なマネジメントについてご紹介します。
執筆/環太平洋大学次世代教育学部講師・中安翼
目次
集団ルールで、行動に迷いが生じないように
体育の授業は、ほぼ例外なく教室外の運動場や体育館で行われます。意外と見落とされがちなのが、この移動の場面です。授業をスムーズに進めるためには、先生が毎回子どもたちを連れて移動するのではなく、子どもたち自身がルールを守って移動できるようにしておくことが大切。先生は先に運動場や体育館に出て、教具の準備や活動場所の確認をしておくと、授業を効率的に運営できるからです。
そのため、子どもたちが迷わず安全に移動できるルールを最初に決めておく必要があります。
みなさんの学校では、決まったルールがありますか? それとも、担任任せでしょうか?
筆者が勤務してきた学校では、大別して以下の3つのパターンがありました。
- 全員で並んで活動場所まで移動し、授業後も全員並んで移動する
- 着替えた人から活動場所に移動し、授業後も各自で移動する
- 状況や実態に応じて2つを併用(授業前は並ぶが授業後は各自で移動など)
どのルールでも良いと思いますが、どれか1つが学校全体で統一されていることが最も望ましいです。 少なくとも学年単位で統一しておけば、子どもたちは迷うことがありません。
個人マナーで、安全・安心を確保しよう
子どもたちの集団としての振る舞いと同じくらい大切なのが、安全・安心のための個人マナーです。
- 校舎内では走ったり騒いだりしない
- 最初の人と最後の人の到着時間が離れすぎないようにする
- 事情があって遅れる場合は、必ず友達に言って先生に伝わるようにする
これらが守られないと、安全面の問題が起きたり、他の学級に迷惑がかかったりします。集団ルールは必要最低限の決まりとして制度化しやすいですが、個人の振る舞いについては、マナーという個々人の意識によるところが大きく、子どもたちのそのときどきの感情によっても左右されがちですから、個人マナーはしっかり守れているか、日々指導していきましょう。
