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小2国語「ことばでみちあんない」京女式板書の技術

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見やすく理解しやすい「単元別 板書の技術」元京都女子大学教授・同附属小学校校長 吉永幸司監修
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今回の教材は、「ことばでみちあんない」です。本単元は、「たいわのれんしゅう」が学習内容になります。本時では、教材の絵地図を活用して2人の電話の内容を理解し、さらに詳しくするために付け加えるともっと分かりやすくなる言葉を考えるなどの学習活動を行います。どのような言葉を加えるともっと分かりやすくなるかということが分かる板書の工夫を紹介します。

監修/元京都女子大学教授
 元同附属小学校校長・吉永幸司
執筆/京都女子大学附属小学校教諭・古垣内千鶴子

 

単元名 たいわのれんしゅう
教材名 「ことばでみちあんない」(光村図書出版)

単元の計画(全3時間)

  1. 言葉で道案内をするという学習の見通しをもつ。
  2. 分かりやすい道案内の仕方について考える。
  3. 待ち合わせの場所が相手に伝わるように、事柄の順序を考え、話の内容を捉える。

板書の基本

〇教材「ことばのみちあんない」は、「たいわのれんしゅう」として教科書に位置付けられています。

教材構成は、絵地図をもとにして、2人の子が電話で待ち合わせの場所を話している内容を示しています。

〇具体的な学習内容は、①分かりやすさについて話しあおう。②みちあんないをしよう。③メモとちずで、たしかめよう。という3つを設定しています。

〇以上3つのことを学習活動として、次のことを考えています。

①教材の絵地図を活用して、2人の電話の内容を理解する(適切なやり取りであったか)。
②2人のやり取りで、さらに詳しくするために付け加えるともっと分かりやすくなる言葉を考える。
③考えたことを加えて、教材となる2人のやり取りをもとに、会話の練習をする。
特にモデルとなっている文は、子供たちが日常的に行っていることであり、「よく分かる」という内容です。考えたことを加えるのは、学習を通して自分たちの日常会話を振り返る機会にしたいと考えたからです。

板書のコツ(2/3時間目前半)

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