1年の最後の授業 ~児童一人一人に成長を実感させる~
1年の最後の授業をどのような授業にしたいですか? 5年生では、「今年はよく頑張ったな! 6年生になったら、もっといろんなことにチャレンジして頑張ろう!」と意欲をもてるような授業、6年生では、小学校6年間の頑張りをふり返って自信をもち、「中学校でも頑張ろう!」と希望をもてるような授業にしたいものです。
執筆/沖縄県公立小学校教諭・我那覇ゆり子

目次
子供も教師も成長の機会に
子供たちが、授業を通して成長したことをふり返り、「どのように頑張ったのか」「どうやってできるようになったのか」「どのような力が付いたのか」などを自覚できるような機会を設けてみましょう。
すると、授業では学習内容の理解だけではなく「粘り強さ」「協力する力」「説明する力」「自分の意見を述べる力」など、様々な資質・能力が成長したことを感じることができます。
また、そのような子供たちの成長の様子から、教師はどのような指導や支援が効果的であったのかに気付くことができます。
「グループ活動が効果的だったのか」「自力解決タイムを設けたことで、最後まで粘り強く取り組み、達成感を感じることができたのだな」と指導をふり返り、次に生かすことができます。
