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【指導計画】1年算数 「3つの かずの けいさん」

2019/9/15

執筆/福岡県福岡市立青葉小学校教諭・坂田まゆみ
編集委員/国立教育政策研究所 教育課程調査官・笠井 健一、福岡教育大学教授・清水 紀宏

本時のねらいと評価規準

(本時の位置 1/4)

本時のねらい
数量の関係に着目し、挿絵と半具体物などを関連付けて考える活動を通して、3つの数の加法の式の意味を理解し、その計算をすることができる。

評価規準
3つの数の加法の場面を1つの式に表し、その計算をすることができる。(知識・理解、技能)

問題場面

問題
クリックすると別ウィンドウで開きます

※挿絵は1枚ずつ分け、子供とやりとりをしながら順に提示していく。

(最初の挿絵を提示した後)

ねずみさんは、何びきのっているかな。

3びき、乗っています。

次のバス停では、どうなりましたか?

2ひき乗りました。

今日は、まだ続きがありますよ。
次のバス停では、どうなりましたか?

(既習との違いを明確にする)

また、4ひき乗りました。

ねずみさんは、何びきになりましたか?

お話が長くて、難しいです。

大事な数が3つあるから、今までと違います。

本時の学習のねらい

だいじなかずが 3つあるおはなしの、けいさんのしかたをかんがえよう。

見通し

・お話の通りにブロックを使ったら、式ができそう。
・お話の通りに図を描いたら、式ができそう。
・乗ってくるから、たし算になりそう。

今までは、どんなふうにして、計算の仕方を考えてきたかな?

お話の通りに、ブロックを動かして式を作りました。

お話の図を描いて、式を作りました。

言葉でも、書いてみました。

では、今日もお話の通りにブロックや図を使って、計算の仕方を考えてみましょう。

自力解決の様子

つまずいている子
素朴に解いている子
ねらい通りに解いている子

自力解決と学び合いのポイント

Aの子供は、最初の2つの数だけに着目しているので、「残っている4ひきもバスに乗せましょう」などと声かけをし、3つ目の数も計算の対象であることに気付かせましょう。

Bの子供には、今までの学習を基に、本時の場面を正しく計算していることを評価しましょう。9という答えだけでなく、ブロックの動かし方などをノートに描かせてもよいでしょう。全体交流では、これらの方法を関連付けて板書し、全員の考えが基になって勉強しているというメッセージにしましょう。

板書例

板書例
クリックすると別ウィンドウで開きます

挿絵、ブロック操作の図、式を対応させるように板書します。また、計算をするときは、第1段階の3+2の式の部分にアンダーラインを引いて、その下に答えの5を書かせるなどして、「左から計算すること」をおさえるとともに、計算が確実にできるよう配慮します。

ノート例

ノート例

全体発表とそれぞれの考えの関連付け

(挿絵とブロック操作の対応を確認する)

3つの数の式は、お話に合っていますか。

3つの数の式は、お話の数が全部出てきています。

3つの数の式は、お話の数が順番に出てきています。

順番に出てきているって、どういうことかな?

お話で数が3、2、4、の順に出てきて、式も3、2、4の順になってます。

(お話の数を使って、1つの式として立式してよいことをおさえる)

では、3+2+4が9になることを、説明してみましょう。

3+2は5です。5に4をたすと、9になります。

今の説明のように(1 つめの式の5を指して)、5が出てきますね。5はお話には出てこないけれど、3+2+4を最後まで計算するときに使うんだね(3+2の式の部分にアンダーラインを引いて、その下に答えの5を書く)。

(以下、本時のまとめをする)

本時のまとめ

3つのかずをつづけて、しきにする。まえからじゅんにけいさんするとよい。

評価問題

最初の場面の「3、2、4」を「2、4、1」に変えた問題場面を提示する。
①1つの しきに かきましょう。
②ねずみさんは、ぜんぶで なんびきに なりましたか。

期待する子供の姿

①2+4+1と立式する。

②2+4にアンダーラインを引き、途中の答えを6と書き正しい答え7を導いている。

子供の感想例

3つの数でも、式にできることがわかりました。

3つの数の式でも、左から順々に計算すればできました。

ワンポイントアドバイス

福岡教育大学教授 清水 紀宏

「3つかずのけいさん」では、3つの数の加減の場面を式に表したり、式の意味を読み取ったりすることと、その計算ができることがねらいです。本時は1時間目なので、問題場面を「3+2+4」と表すこと、その計算は左側から順に求めることを理解させることが主眼となります。場面提示を工夫し、前時までの計算との違いを丁寧に押さえているところが素晴らしいです。また、最初の2つの数に下線を引いて計算の過程を明確にすることも、丁寧に扱われています。

イラスト/佐藤雅枝 横井智美

『小一教育技術』2018年10月号より

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