小5外国語 Unit 6「What would you like?」指導アイデア①

文部科学省視学官の監修による、小5外国語科の授業案です。1人1台端末を活用した活動のアイデアも紹介します。今回はNEW HORIZON Elementary 5 Unit 6 「What would you like? ふるさとメニューをちゅうもんしよう」の単元の第1時~第4時を扱います。
執筆/高知市立義務教育学校土佐山学舎教諭・川越美和
監修/文部科学省視学官・直山木綿子
監修/高知県教育委員会事務局指導主事・江渕由紀
目次
単元と活動
What would you like?(New Horizon Elementary 5 Unit 6)
ふるさと Caféを開いてお客様をもてなそう
単元の目標
ふるさと Caféを楽しんでもらうために、料理や注文、値段などについて、丁寧な言い方で尋ねたり答えたりして伝え合うことができる。
*なお、本単元における「書くこと」については目標に向けて指導は行うが、本単元内で記録に残す評価は行わない。
単元の評価規準
●知識・技能
〈知識〉
欲しいものについて丁寧な表現で尋ねることに関わる表現とその答え方、およびその関連語句について理解している。
〈技能〉
欲しいものについて丁寧な表現で尋ねたり答えたりして伝え合う技能を身に付けている。
●思考・判断・表現
ふるさと Caféを楽しんでもらうために、料理や注文、値段などについて、丁寧な言い方で尋ねたり答えたりして伝え合っている。
●主体的に学習に取り組む態度
ふるさと Caféを楽しんでもらうために、料理や注文、値段などについて、丁寧な言い方で尋ねたり答えたりして伝え合おうとしている。
教材
- 『NEW HORIZON Elementary 5』(児童用テキスト・デジタル教材)
- ワークシート
- 振り返りカード
授業のポイント
本単元は、2学期の大単元「地域のことを紹介しよう」の最後の単元になります。食に関わる場面において、丁寧な表現を使って注文したり、それに答えたりすること、値段を聞いたり答えたりすることをねらいとしています。多くの児童にとって食は関心のある分野であり、お店屋さんごっこも身近な活動と言えます。4年生の外国語活動でも好みを聞き合ってピザやパフェを作るなどして欲しいものを聞き合う学習をしていることから興味を惹かれる題材でもあります。そこで本単元では、レストランでの注文の様子を聞いたり、実際に話したりした後、地元の食材を使って「ふるさとCafé」を開き、欲しいものを注文したり尋ねたりします。最後には、お客様(学校に訪問された他校の先生方)を招いてCaféでおもてなしをする機会を設けることで、本物の活動の中で丁寧に欲しいものを伝え合う体験ができます。それによって、互いの好みや考えをよりよく分かり合うことができるようにしていきます。お客様は、学校の実態に応じて、お世話になった地域の人、参観日に来校する保護者、いつもお世話になっている上級生など、様々な設定が考えられます。また、相手が読みやすいように、Caféのメニュー表を丁寧に書く活動を行うことで、相手意識をもって丁寧に書くことができるようにしていきましょう。